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【おすすめ小説】赤と青とエスキース 二度読み必死の傑作短編集



「赤と青とエスキース」はどんな作品?

青山美智子さん著書、「赤と青とエスキース」は2021年本屋大賞2位にも選ばれた、1枚の絵画をめぐる、5つの愛の短編集です。


『お探し物は図書室まで』の著者、新境地にして勝負作! メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画(エスキース)」。日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。2度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。
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「赤と青とエスキース」解説より

どうも、読書大好き、Webライターのサダと申します。
私は、年間読書数120冊に到達するほど読書が大好きです。

そんな数多くの本を読破してきた私が、「これは面白い!」と思った書籍を紹介する、読書記録を兼ねた記事となっています。

今回は、青山美智子さんの著書、「赤と青とエスキース」の読書感想です。

この小説は、人気もさることながら、とても良くできた物語だと思いました。

それでは、見どころを紹介していきますね。

ポイント1 絵画にまつわる5つの物語

本作は、5つのパートに分かれて構成されています。
それぞれに共通しているのが、1枚の絵画(エスキース)が関わっていることです。

タイトルにもなっている「エスキース」。これは、下絵を意味する言葉で、本番を書く前の、構図を取るデッサンのようなものです。

あえてエスキースのまま、完成とされた絵画をめぐって色々なドラマが繰り広げられます。

この絵画がそれぞれの登場人物にどのような影響を及ぼすのか。
芸術の素晴らしさを実感することができます。

ポイント2 それぞれの愛の物語

これも全てのパートに共通することなのですが、「愛」なのです(笑)
愛にあふれています。

恋人や推し、弟子、元彼への愛の物語が綴られているのです。

それぞれ別の物語なのですが、1つの絵画によって繋がっています。
1枚のエスキースをめぐって、登場人物たちの様々な思いが交錯します。

その愛が、最終的にどのような方向を見出し、どのような結末を迎えるのか?

巡るめく愛に満ちたストーリーを堪能できます。

ポイント3 エピローグが素晴らしい

これは、あまり内容に触れるとネタバレになってしまうので、詳しいことは言えませんが、エピローグが抜群に面白かったです。

あの、最後にグオオオオオって伏線回収する感じが最高でした。

こればかりは、ぜひ読んでいただいた上で体感してほしいですね。

「エッ!?そうなの?」
「あっ!あれはあのときの!」
「まさか!そういうことだったなんて!」

ってなります(笑)

帯にかかれている「2度読み必死」って言葉にウソはなかったです。

まとめ

青山美智子さん著書「赤と青とエスキース」は、1枚の絵画をめぐる5つの愛の物語です。それぞれの物語が、最終的にどのような奇跡を生み出すのか。素晴らしい読書を堪能できる1冊となっています。

気になった方は是非、手に取ってみてください。

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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
では、また。

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