初めてのおうちキャンプでとても楽しめた話

1.始めて娘をキャンプに連れて行った時の話

 娘が1歳になった頃、友人に誘われて二家族でキャンプに行ったことがある.娘もヨチヨチと歩けるようになった頃で、おっぱい離れをちょうどした頃だった.私も久しぶりのキャンプだったし、娘を連れてのキャンプは初めてだったので、とても意気込んでいたのを覚えている.湖畔沿いのキャンプ場だったので、ロケーションもよく、娘を砂で遊ばせたり、湖の水で遊ばせたりすることができた.とても天気が良くて、私も水着を履いて、友人の息子と湖の中の魚獲りに夢中になった.不思議だがこんなに熱中したことがないくらい、魚獲りが楽しかった.子供の頃、あまりやらなかっただろうか?それはさておき、夕食は友人とキャンプ恒例のBBQをした.娘も座って手掴みで食べることができるようになっていたので、果物やおにぎりを食べさせた.妻は自分の食べ物よりも、娘がちゃんと食べてるかどうか、早く寝かせないといけないと焦っている様子.私も友人とお酒を交わしながら、少し物足りなさは感じたが、妻1人じゃ心配だったので、切りのいいところでテントに戻り、寝ることにした.問題はそこからだった.まず案の定、娘の夜泣きだった.家でも夜泣きは日常だったが、なれない環境にいつもより泣いていた.そして8月の下旬でもあり夜の気温が極端に下がり、とても寒い夜であった為、妻も私も寒さに凍えながら、寝袋に入った.一時間が経っても、娘の夜泣きはおさまらず、キャンプ場に娘の鳴き声が響き渡る.私も周りのキャンパーの方に申し訳ない気持ちと、1日の疲れと寒さで震えていた.妻も断乳直後の久しぶりのアルコールで「頭が痛い」と言いながらも、娘をタオルケットでミノムシみたいにくるみ、凍えないように対処していた.結局12時くらいまでには娘も眠ることができ、私たち夫婦も浅い眠りながらも朝を迎えることができた.朝起きて、なんだか体がだるい感じに気づいていたが、寝不足だろうと思い、友人家族と温泉に行き、帰路についた.ただ帰りの車は私が絶不調であった為、妻に運転を頼んだ.帰ってみてびっくり.熱を測ると38.8度.思いっきり風邪をひいていた.幸にして娘も妻も何度もなかったが.娘を連れたキャンプは当分無理だなと感じた経験だった.

2.娘と妊婦をキャンプに連れていったときの話

 それから一年が経過して、娘はちょうど2歳になったころ.妻は臨月だった.にもかかわらず、妹家族(子供3人)が夏休みで遠方から遊びにきていたので、おじさんは張り切っていた.一応、前回の教訓を生かして、バンガローを3ヶ月前から予約して、テントは持ってこなかった.妻の臨月に対してはハラハラしていたが、前回同様、日中は子供達と大自然で遊び、夜はBBQを楽しむことができた.しかし、やはり問題は夜である.昨年のキャンプの夜は非常に寒かったが、今回は非常に暑い日で、おまけに3ヶ月前に予約したバンガローの中がとてもあるいのである.夜は寒い想定で簡易のストーブも持参したというのに、役に立つ気配は全然ない.みんな暑くて寝付きが悪く、案の定、家では夜泣きが無くなった娘も、この時ばかりは夜泣きをした.バンガローの中ではあるが暑いために窓を開けているので、鳴き声がキャンプ場に響き渡っていた.昨年と同じ感情.他のキャンパーに申し訳ないなと、、、幸い、子供達は大満足で地元に帰って行ったわけだが、夫婦揃って子供(幼児)を連れたキャンプは難しいなと感じた経験だった.
ただ、全然問題ない家庭もあるはずだし、うちの場合は不運が重なったこともあったのかもしれないが、とにかく今度キャンプに行くときは、バンガローではなく、ロッジだなと思う次第だった.

3.おうちキャンプをしたきっかけ

 という訳で、当時お腹の中にいた息子も2歳になるが、それまで一度もキャンプに行っていないし、テントを広げてもいなかった.せいぜい行うのは家の前でのBBQ.私は炎天下の中、肉を外で焼き、焼けた肉をエアコンクーラーが効いた家の中にいる子供達と妻に食べさせるというスタイルだった.今回おうちキャンプをしたきっかけは、娘が「キャンプをしたい」と言ったからである.コロナの状況の中、幼稚園行事も遠足が中止になったり、屋外での水遊びが中止になったりと、外で遊ぶ機会が減った代わりに、室内にテントを張り、キャンプ体験を先生方が企画して行なってくれていたのである.娘はキャンプでテントの中に入ったこと、マシュマロを焼いたことがとても楽しかったようで、キャンプに行きたいを繰り返していた.もしかしたら友達同士でかキャンプに行ったとか行かないとかの会話をしているのかもしれない.ご要望にお答えして今回もマシュマロを焼くことをメインで行うこととした.

4.おうちキャンプでやったこと

庭にテントを張り、その中にテーブル(ちゃぶ台)を設置して、子供用の椅子を設置.昼寝から目覚めた娘は、庭にあるテントをみて目を丸くしていた.早速、テントの中に鉛筆と画用紙を持っていき、絵を描いたり、最近書けるようになった自分の名前の練習を行っていた.息子もテントの中という異空間を不思議そうな目で眺めていた.私もテントに入り、外を眺めてみる.テントがなければ絶対に観ない方向の空や景色.何だか家の敷地なのだが、違う場所に来ているような感覚になった.炭を起こしてその中にアルミホイルに包んだサツマ芋を入れた.それが子供たちにはかなりの好評で、息子も口癖で「焼き芋」と連呼しているくらいである.マシュマロ焼きもわたい自身があまりやったことがなかったのか、非常に美味しく感動した.いつもお酒を飲んでいた為、眼中になかったのかもしれない.そうこうしているうちに暗くなり、去年からキープしたあった花火を行なった.娘は2年前、花火をあまりにも怖がって、家の中で泣きながら見ていたが、2年経って始めて自分で持つことができるようになった.ようやく花火の楽しさを知ったようだ.それからいつも通り、おうちのお風呂に入り、テントに寝ようと思ったが、夜間は寒くなる予報であったため、自宅にて寝ることとした.

5.おうちキャンプのメリット

・荷物を運ぶ距離が短くて済む、車に積み込まなくていい
・テントを貼るの場所が平らで、杭が刺しやすい
・おうちの台所で下拵えができる
・トイレが綺麗だし、お風呂も入れる
・エリアが限られているので、子供達に目が届く
・ランタンをかける場所があるし、街灯でだいぶ明るい
・足りないものがあればすぐに近くのコンビニ.スーパーに買い出しに行ける
・例えテントで夜泣きしたとしても、お家に入って寝ることができる

 などなど、意外とメリットが沢山ありました.

 でも、来年こそはどこかでキャンプしたいなぁwww

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