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そのコトバ、感じたままの表現か?(後編)~コトバとココロとカラダの統合へ~

そのコトバは本当に自分が感じている感情か?
という記事の続きです。

NVCについて

自分の発したコトバが心の底からの感情なのかを知るためにはまず
感情を探る方法を学ぶ必要がある。
その方法として私が学んでいるのが
NVC(非暴力コミュニケーション)という手法だ。

ごく簡単にNVCの手法を説明すると
自分の感情を観察し、気持ちとその潜むニーズを探り、
ニーズを叶えるための行動をする。
というものだ。

「感情を観察」の部分を具体的に言うと
友人がこんなことを言ってきた
それに対して私はむかついた!
…いや、悲しかったのかな?
と、まるで探偵のようにしっくりくる感情を探っていく。


NVCの教科書

NVC学ぶにあたって欠かせない書物
『NCV 人と人との関係にいのちを吹き込む法』
(著・マーシャルロ・B・ローゼンバーグ)がある。

本書の中に、感情が100種近く書いてあるページがある。
例えば


必要としていることが満たさせているときの感情として
「さわやかな」「のびやかな」「まろやかな気分」

など。また


必要としていることが満たされていないときの感情として
「苦悩」「困惑」「混乱」

など。

音読でカラダの感じを味わう

先日私はそれを声に出しながら一音一音味わってみた。

例えば
「好奇心がある」と「好奇心がそそられる」
とでは体の反応が違う。

もしあなたも声に出せる環境なら今、声に出してみてほしい。

違いを感じただろうか。

体感は人によって異なるのか。
それとも大体の人が似ているのか。
私にはわからないけれどひとまず私の体感を述べると

前者はコトバの出どころは胸。
響きを感じる部位は主に頭、すこし胸。
カラダの動きは立ち止まる。

後者もコトバの出どころは胸。
響きを感じる部位は主に胸、すこし頭。
カラダの動きは何者かに吸い寄せられていく。

という味わいがあった。

同書には

「感情を表現する語彙を増やす」


ことの必要性も書かれている。

本書のコトバを音読しながら語彙を増やしカラダの感覚を味わう
というある種のトレーニングを徹底的に行うことで
自分が放つコトバの違和感を体で感じられるようになり
コトバとココロとカラダが統合に向かうのではないか?と想像する。

1日10分の実験。
ちょっと続けてみようと思う。


▼ごはんと暮らしのエッセイです▼

インスタばなー


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