マダムになりたい…なれない…そんな自分でもいいじゃない!の巻
本日は我が心の叫びおば。
トップ画像からもご覧いただけます通り、
現在私は砂埃を撒き散らしながら、
髪を振り乱しながら、
ネバダの大地で生きています。
「海外に住んでいる」というとそれだけで
「いつも使うのは伊勢丹か成城石井」くらいの
華やかさが添えられますが、
断言しましょう。それは大間違いです。
基本的に駐在でもなんでもない、
アメリカ国籍を持つ人と結婚しただけなので、
「全部会社が手配してくれて…」がありません。
お金がもったいないのでビザの手配もゼロから自分たちでやって、保険や税金、住宅探し、娘の学校など、生活を保つために電話かけまくり、手違いありまくり(日本みたいに丁寧なカスタマーサービスはない)の日々です。
学びはあるが、余裕はない。
大地は広いが、何もない。
これに尽きます。
要はこれはユニバーサルな問題で
どこに住んでいようが、
金持ちか、そうじゃないか、で
暮らしのクオリティは全く違うのですね。
上智大学の帰国子女キラキラーン、フォーシーズンズで駐在マダムのお茶会うふふーん、あれ全部、リッチだからできるのです。
海外で育つ子どもはそりゃあ、他言語を話すようになりやすいです。環境的に。
でも、お金をかけて、労力をかけてしないと、
本当の意味で日本語も英語もベラベラのバイリンガルにはなれません。実際のところ。
もちろん、頑張ってお金をかけず独学でやっていけるすごい人もいるけれど、そういう人の方が稀。
こっちでもリッチな子どもは小さい頃から公文にいくもん。要はどこに住むか、じゃないんですね。
さあ、正直に言いましょう。
それにしたってinstagramの
#海外生活 #海外子育て
のキラキラ加減が眩しい!
うらやましい!!!
私も螺旋階段のある家に住みたい!!!!
3つの車輪しかないごついベビーカー押したい!!!
わけわからん大きさの花束がほしい!!!!
家のテーマが「美術館」ですって?
うちのテーマは「倉庫」ですよ。ええ。
…ってね。
ちゃんとわかってるんですよ、
身の丈にあった生活が正義だってことも。
結局、わかめと玉ねぎの味噌汁が一番美味しいし、
ほっとするし、そこに帰ってきちゃうことも。
それが埼玉県のマンション育ち、夏休みのラジオ体操皆勤、学校は小中高公立一択のDNA。
成城石井のプリンすら、贅沢。
昭和記念公園が、一番楽しい。
そんな自分が嫌じゃないから、
今もこうして砂漠地帯でバタバタと生きているんだろうけど。
でも、羨ましくなるよねー!!!!
カリフォルニアマダム!隣の州なのに!
負け惜しみで「こっちは州税ゼロだよ!」とでも言おうか。否、そんなこと関係ないくらい稼いでるからカリフォルニアなのか…
やっぱ、うらやましーい!!!!!!
でもさ、郵政のペンパルサービス(当時、1200円で海外の文通相手を紹介してくれた)で出会ったスコットくんと10年文通を続けてアメリカへ憧れを抱き…給与コツコツ貯金してアメリカへ行き…あの頃の自分からしたら、私もけっこういい線行ってるぜ!と
自分を褒めておこう、そうしよう。
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