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本気のハロウィンの装飾(自主的なやつ)の底力をみた@ラスベガス住宅地

10月30日、ママ友から「明日、ハロウィンのデコレーションで有名な通りに行くけど一緒に行かない?」と素敵なお誘いをいただいた。

聞くと、その通り一帯の住民は、家をホーンテッドマンションにして迷路にしたり、本気で仮装して子どもを驚かしたりとすごいらしい。

この一ヶ月、子どものハロウィンのイベントに付き合って、娘をエルサに仕立て上げて走り回った日々だったが、そこで思ったのは

「アメリカ人、ハロウィンにかける熱が半端ない」

ということだった。

日本生まれ日本育ちの私からしてみれば、

「渋谷で若者たちが叫び回り、DJポリスが取り締まる」

「英語の授業でアメとハリボーグミが配られる」

でおなじみのハロウィンだったのだが、

アメリカでは完全に

「子どもが仮装とお菓子を楽しむ月間」である。

畑に行って、大きなカボチャをえっさかほいさか家に持ち帰るところから始まり、

プリスクールに仮装していく日があったり、

ハロウィン仕様の移動遊園地で誕生日会をする子がいたりして、

連日、娘を仮装させるイベントが続いていく10月であった。

IMG_6143のコピー

そして住宅街のハロウィンデコレーションは日に日に進化していく。

うちの近所でもまあ、「気合い入ってんな!」と思うほどなのに、

これを上回るとは、どういうことだろう?と

娘と共に、喜び勇んで出かけて行った。

そして目にしたのがコレ↓

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え、手作りディズニーランド…

通り一帯、こんな家がゴロゴロしているのである。

写真をあまり撮れなかったのは、

お子ちゃまたちが興奮して走り回るので

手を離せなかったため。

そりゃ興奮するわな、と思うクオリティだった。

家の中を迷路にしているお家は長蛇の列ができていて断念したが

庭を回らせてもらえるお家に行った時には、

ベンチに置かれていたゾンビの人形が

実は人間で動き出し、びっくりしすぎて雄叫びをあげてしまった。

そしたら後ろももれなく叫んでいた。(付き添いの親が)

子どもへのお菓子はもちろんのこと、

大人にも「ウォッカ入りジェロ」(ゼリーみたいなもの)を配っていたり、(大人もおやつが必要でしょう?だって)

なんというサービス精神!

変わり種としては、

ガレージ前でおじさんがバンドを組んで70年代のヒットソングを歌っている家もあった。

もはや、「ハロウィン」という概念にかすりもしていない。が、

「今日は俺たちのMTVを楽しんでいってくれー!」

とか叫んで観客を盛り上げてて、歌もそこそこいけていて、

ものすっごいゴキゲンなやつらだった。

楽しければ、人が喜べば、なんでもありな住宅街だ。


そもそも、ハロウィンで家を訪れるのは近所の人、友人もいるが

赤の他人だって結構多い。その人たちを喜ばせるために、

お菓子を用意し、結構な金額と時間をかけてデコレーションをする。

しかも家の中までお化け屋敷にするなんて…

宇宙規模の奉仕の心がないとできないことだ。

アメリカで生活していて思うことは、

こういう、信じられないほどめっちゃくちゃ善人がいる一方で

ハロウィンにかこつけて子どもを誘拐しようとするような

信じられないほどの悪人もいるってことだ。

なんだこのドドンパ級の落差は!って思うけれど、

そのごちゃごちゃ加減によってこの国が成り立っているような気がしないでもない。

さあ、この騒ぎはまた来年までお預けです。

ハッピーハロウィン。

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最後に、ハロウィン夜の我が家の防犯カメラに写っていた映像をば。

可愛い。(ちゃんとキットカットたくさんあげました)

#みんなでつくる秋アルバム

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