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日記

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だいたい毎日家にいるだけなので、たいした事は起こりません。 絵は、内容とリンクしない事もあります。
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2020年7月の記事一覧

2020/07/27 娘のトイプーちゃん

5歳になったムスメはなんだか少しお父さんを避け始めている。週末はお店をやっているので、今までの日曜はお父さんとムスメが二人で過ごす、というのが定番だった。私は独りで清々しく店での静かな時間を謳歌していたのだが、もう駄目、もうずっと私にべったりで、静かな週末時間は無くなってしまった。 そこに救世主が現れたのがつい最近の事。隣のお店の娘さんだ。学年も1つしか違わなくて、滅多にお店には現れないその子が隣に来たとき、うちの娘は渾身の勇気を出して「一緒に遊ぼう」と持ち掛けた。娘エライ

2020/07/23 傾きおじさん

近所にどういうわけか頻繁に会ってしまう可愛いオジサンがいます。オジサンはちょっと傾きながらちょこちょこと小股で歩いていて、すれ違いざまにごく控えめに、ムスメに向けて腰のあたりでバイバイと手を振り、控えめな笑顔を残して去っていきます。 私はそのオジサンが大のお気に入りで、遠くからちょこちょこ歩くオジサンを目視すると、「可愛いオジサンが来たよ!」とムスメにも注意を促し、二人で熱い視線をビシバシ送り、すれ違うその瞬間をこの数年楽しんで来ました。 私たちのすれ違いの刹那も回数を重

2020/07/20 ほりさん

先日、久しぶりに20年来の友人、堀さんに電話をした。 堀さんは、私がロンドンで出会った友達で、会った時には既に50歳だった。母の一つ下である。ロンドンにはもちろん20代ではない日本人学生も沢山いたけど、その人たちは<会社を持っていて、自分が日本にいなくても全て上手くまわっている><滅茶苦茶稼いだのでしばらくゆっくりしたい>という感じの、一段ステップが上のお方たちが多くて、堀さんのような存在は目を見張る存在だった。 堀さんは、ごく普通の語学学校に通っているごく普通の語学学生

2020/07/17 英世

昨年末からカルチャーセンターの童話講座に通っている(といってもコロナで結構休みだったからまだあまり通っていないとも言える)。いつも習い事は何かしらの技術や知識が明確に得られそうなものしかやってこなかったので、始める時はすごく迷ったけど、これがなんと、とても楽しいのですよ。 何らかのお題を与えられて、それらを入れて書いたり、有名な短編小説の<その後>を書いたり、いつも色々。普段はお上品な誰かのお母さん、誰かの奥さん、仕事場の上司をやっているであろう面々が、なんだかわからん、や

2020/07/15 イライラケーキ

先日は私の誕生日、いつもは旦那にガン無視されているが、今年は違う!はず! なぜなら私にはお喋りな5歳児の子分がいるからだ。私は朝からムスメに誕生日アピール、狭い家ではヒソヒソ話もすぐ伝わる。 さあ、どうだ!もう逃げられないだろー、私の圧勝だぜ! と思ったのも束の間、なんなの?4月の自分の誕生日を忘れられた事、結構根にもってるらしい。あの時はさー、緊急事態宣言であわあわしてたじゃん。忘れるだろ。 「高くてイライラした、高くてイライラした」 旦那はケーキの箱を開けながら