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ツナ君はいつも元気です

「ツナ君の検診に行った方が良いのかな??」と聞いてみた。

我が家のツナ君も10歳になって病気にもなっている、今は名古屋の眼科に月1で行っているが、いつものお医者さんにも月に一回くらいは行ってくださいねと言われている。

そんな訳で、ご飯を買いに行く時には連れて行って、診察された方が良いのかなと考えた。

ツナ君は雄三毛で、雄三毛は遺伝子上生まれにくいので、ペットショップの店員さんには、「雄三毛は早死にってことも有るので、気を付けてください。」と念を押された。

お迎えして半年くらいはビクビクしていたが、大きな病気もせず9年位経ったので、もう大丈夫かな?とか思っていた。

それが目の病気が見つかって、その後胃腸炎になったりして、お医者さんに飛んで行く事も多くなってきた。

朝ののんびり時間のツナ君

子供の頃も、高い所から落ちて、鼻を打って鼻血を出して病院に走った時も有ったんですけどね。

今は問題が無くても、やはり日々の検診が必要だ。

私が健診と聞いてみると、仕事に向かう為に用意していた次女が、「そうやね。」と答えた。

「今日行ってこようか、木曜は休みだし、明日から雨になりそうだし。」出掛けたくなくても、ツナ君の為だ仕方が無い。

ツナ君の為ならエーンヤコーラ、重いけどほぼタクシーだし。

「お母さん、大変やったら私が仕事終わってから連れて行くよ。」次女が言う。

朝早くから出勤している次女は、お医者さんの休憩時間が終わった後くらいに時間の余裕がある。

行って欲しいものの、仕事から帰って、ツナ君の病院は辛いだろう、出来たら私が行くべきよね。

頭の中にインプットして、今日の家事を急いで終わらせる。

「ちゅなくん、お医者さんに行こうね。」猫に話しかける時に、赤ちゃん言葉に寝るのは何故だろう??

「はいったね~、良い子だね~、大人しくしててね。」ツナ君に話掛けている。

猫に話しかけても返事はない、それでも一応病院に連れて行く時にはお伺いを立てる。

一説では猫は人間の3歳くらいの知能が有るという、だったら人間の話している言葉は、理解しているのではないのか。

背筋を立てて話をする様にする、返事は無くとも分かって居るだろうからね。

ツナ君をキャリーに入れて、キャリーを抱っこしようとして、手が止まっている。

そうだ、タクシーを呼ばなければ、タクシーなんて贅沢だと思われそうだが、月1で済むのなら、車を維持するよりもタクシーの方が手軽で安くてリスクが無い。

昔車に乗っていたのは、子供4人を連れて歩く場面が多かったからで、出来れば運転は無しにしたい。

GOというアプリを携帯に入れたものの、使って無かったので、さあ今日が使いどころだ。

GOアプリを魔法のランプを見る目で見つめている、イヤイヤ、見つめても使えんから、アプリから声が聞こえてきそうだ。

自分の情報を入れて、支払いの情報も入れて、到着地の情報も入れて、さて配車を頼む。

便利な時代になったなー、これで来てくれたタクシーの運転手が、丁寧な運転をしてくれる人だと良いのだが。

タクシーは猫を連れていると嫌がられると聞いていたが、嫌がられるのはキャリーに入れてない猫らしい。

GOアプリで目印が必要になって、猫のキャリーを抱えていると書いても、嫌がられたりしなかった。

タクシーで15分くらいの所に、お世話になっているコマ動物病院がある。

前はタクシーが勿体ないと言って、キャリーを抱えて歩いて居たのだから、大変だっただろうな。

今はこんな暑い日に外に長時間居たら、人間だけでなく猫もふらふらになるだろう。

タクシーしか勝たん、贅沢なようでも、車を維持するよりもずっと安いしね。

珍しく無言の運転手さんに当って、直ぐに動物病院に向かう、ツナ君は大人しいから、ニャとも言わずに、中に居る。

病院に入っても、まーだまだ大人しい、お医者さんも大人しくて扱いやすいと言ってくれる。

「シニア用のご飯は食べるんですけど、他のは食べてくれないんですよ。」と偏食で聞く、何か小さい子の話しみたいになっている。

「飽きますからね、今日はこれにして、明日は違うのという感じで変えないとご飯に飽きるんですよ。」猫ってご飯に飽きるのね。

高校生の時に聞いた、先輩の家の猫はちくわが有ったら、何本でも欲しがると言っていたのは、違ってたの??

猫は飽きるの??知らんかった。

先輩の猫はちくわは止めなさいと言われて、家で食べさせなかったら、隣の家のおばさんにちくわをねだって、その所為で腰から下が動かなくなっていたみたい。

人間と一緒で駄目だと言われる食べ物は、食べたいのかも知れないな。

ツナ君の診察が終わって、帰る時もタクシーを呼ぶ、重いけどタクシーなら直ぐだ。

キャリーに入る前のツナ君

そう考えて、猫ご飯とツナ君を持とうとすると、前院長が手伝ってくれる、私が小さいから大丈夫には見えなかったのかも知れない。

「若冲のシャツ良いですね、夏らしいです。」

私のお気に入りの若冲Tシャツを褒めて貰って、ほくほくして帰ってきた、自分の検診で無ければ検診は楽しいね。



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