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今日は良しとしよう

夜のご飯を外で食べるのは殆ど無い、前に居酒屋で働いていて、これかーとか解ったからだ。

四日市は居酒屋が多い、昔は色んな業種の店が軒を並べていた1番街も居酒屋が入って居て、吞む所は沢山ある。

飲み屋に居ると、三重県の人間が外食費用が大きい割にはお酒は飲まないらしい。

そうなのだ、居酒屋に来ても余り飲まない、その代わりに食べたりする、四日市の街中は夜ご飯を食べる親子が居酒屋に居たりする。

「この町はお酒を飲む処以外で、ご飯食べる所は無いの?子供と夜食べに行けないんだけど。」スーパーで働いていた頃、そんな風に聞かれた。

「殆ど居酒屋で、中華の店も少しは有りますし、うどん屋もラーメン屋も有るんですけどね。」そう答えたものだ。

考えると、四日市の人間は、居酒屋に子供を連れてったりするから、居酒屋で食べてるお子さんも居るんだけどね。

これは居酒屋が割と静かだからかも知れないし、お店で子供はお酒を飲まないから止めて欲しいという所が少ない所為かもしれない。

以前次女が勤めていた洋風居酒屋の店主は、子供を連れてくると、絶対にソフトドリンクの注文を貰ってこいと言っていたらしい。

その店はワインで利益を出していて、料理はあまり儲からない部分なので、子供が来るのは困ると考えていたみたいだ。

解かるんだけどね、子供と食べる所が少なすぎたんだよね。

実はこれ、数年前の話、この頃は駅前のスーパーの中にサイゼリアが入ったり、王将や吉野家が有ったりで、子供と一緒に食べる所も増えてきた。

全国チェーンの居酒屋も駅前に増えてきたが、意外と行くとは聞かないので、個人でしている店が好きな人が多いのかもしれない。

基本外に出ない私は、夜に外に食べに行くのは、ハードルが高い、昼間でも行かないのに夜なんて家に居る時間でしょ、と考えている。

夜と言っても17時くらいが私の夜で、昔居酒屋で働いていた時には、24時終わりだったし、スーパーで働いていた時には22時終わりだったのだから、今が子供並に成っているのだろう。

朝6時15分出勤の次女が15時くらいに帰って来て、「今日の夜何食べる?」と聞いてきた。

「なーんも考えてない。」と答えると、仕事中の三女から声が掛かる。

「何かハンバーグ食べたくない?」作るんかな、材料皆無やねんけどな、そう考えていると、「サイゼリア」かと次女が言う。

何で解かるんや、サイゼリアなんて解らへんやん、私とは違った勘が2人には働くのだろう。

「じゃあ、外で食べる?」聞いてみると。

「外に出るの???」2人とも驚いている、失礼な引きこもりや有るまいし、私だって出る時は出ます。

出来たら家で食べる方がベストやけどね、まあ偶には良いんじゃないかな、なんて考えて、外食の運びとなった。

店には15分くらいで着く、電飾で飾られた1番街を歩いて居ると、家に帰る人は早足で追い抜いてゆく。

みんな真面目に家に帰るんやな、こりゃあ居酒屋は儲からんわ、とか考えながらサイゼリアに着く。

何時も乍ら直ぐに席に案内されて、直ぐに説明を聞く、ここが好きなのは紙にオーダーを書いてから呼ぶシステム。

言い間違いや、料理に名前を憶えてなかったりしたら大変だけど、紙に書いて確認するシステムは、本当に便利である。

「これって誰考えたんやろうな、まじ神やね。」とか娘も言っていたりする。

次女は洋風居酒屋の時に、一気に言われると大変だったと言っていたから、全国展開の店の良さはこんな所なんかなと感じている。


名前は忘れたけどトマトとチーズ

注文した物が直ぐにくるのもこの店の良さだ、回転率上げてなんぼって所だから、早いんだろうけど、早食いの我が家にはうってつけ。


ピザ

次の料理を運んできて、空の皿を持って行くのは、我が家ぐらいかもしれない。

こんな食べ方をしているから、食べ過ぎるのだよね、反省しようかなと思う。


名前忘れた

どんどん来て、どんどん食べる、千切っては投げ、千切っては投げの柔術をしている感覚で、直ぐに食べ終わる。


エビとたらこのグラタンだったかな?

グラタンは熱く、ハンバーグも熱い、店で食べると、出来上がったのを皆で食べる為に待つ時間が無いから、全てが熱々、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく、いい温度で食べられる。

猫舌の三女はなかなか食べない、「熱くて美味しいよ。」に対して「猫舌やから。」と答えた。

若しかすると、猫舌の人は家で食べた方がちょうどいい温度なのかも知れない。


パスタ

パスタやハンバーグも頼んで、そんなに食べれるのかな~、なんて考えていた私の思いは杞憂だった。


ハンバーグ


食べ終わった後で次女がこう言ったのだ。

「もうちょっと食べたい。」いやあかんやろ、あんたたちはダイエットしてるのとちゃうの????

毎日食べた物を書き出して、運動して、甘いものを控えて、という努力が一瞬で無になる時間である。

それでも、満足できるのであれば、心の贅沢も必要かな?

なんて考えながらお腹いっぱいに食べ物を詰め込んで、今日は良しとしたのでした。

まあいいかね。

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