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しごとの話_コトブキッチン⑥

スタッフは8人くらい・・・とします

コトブキッチンは当番制です。開店12時、閉店23時。
お昼の人のシフトは10時~15時(目標)。その日の仕込み具合やランチの忙しさ、オーナーである私の仕事の状況によって、終わりの時間は前後します。主婦や自分のやりたいことがある人3名が働いています。
現在、私のシフトは15時~19時。パンの仕込みをしています。
夜の人のシフトは19時~23時(くらい)。その日の忙しさなどによって、始まりも終わりの時間も前後します。ダブルワークの人、学生、自分のやりたいことがある人が働いています。
人気の少ない商店街・・・理想は10時~23時までの一人力です。
ただし、女性ひとりでは何かと寂しい商店街。夜だけ、プラス1名の秘密があるのです。

忘れてはいけない、もうひとり

防犯&忙しい時間帯で活躍するもう一人・・・。
16時~23時までのお隣“喫茶ふじた”を運営するスタッフです。
昨年10月から、会社事務所の空き時間を使ってオープンした“喫茶ふじた”ですが、そちらのオーナーも私です。ただし、店舗の運営には全く関わっていません(こちらについては、また書きます。)
これまで夜は2人体制でやってきましたが、売上に対する人件費率が元々高かったことが課題でした。お店とお店の間は壁になっていますが、喫茶とデリを一つの店舗と見なす、それが一つの解決策となりました。

みんな良い顔してる

キッチンに来た多くの方が、働いている人を褒めてくれます。
これは私の自慢です。そのなかでも良く聞かれるのは、
「容姿で判断してる?」
キッパリと答えますと、全くそれはありません。
働いている人全て、人とのつながりで来られた方です。
私がスカウトしたこともあります。
明確な基準はありませんが、何か共通点があるとすれば、自分が何を考えているかちゃんと表現できる人、のような気がします。
概ねそんな人って、表情が違う気がします。

時給チャレンジ

働く人がある程度の期間を超えたとき、期間やそもそもの経験に応じて時給を上げるかを悩みました。継続している上での悩みですね。
私自身、ゼロの状態から起業して自分の給料を稼いできた経緯があります。頑張ったり、結果、頑張り以上だったり、それに見合わなかったり、といろんな経験をしました。その時々で「どうすれば良いか」を考え続けてきました。自分の価値や出来ることに向かう機会は、サラリーマン時代とは比べものにならないくらい貴重な体験で、私に合っていたのだと思います。
少しでも、その体験を皆とシェアしたいと思い、職場には『時給チャレンジ』という制度を設けました。
勤めはじめて半年程度で、私との個人面談をします。(概ねサシノミです笑)そこで、今後どうしたいかを話してもらいます。そのなかで自分ができることで、キッチンの仕事の効率化や新しい価値創造につながる仕事を提案してもらい、その試験期間をもちます。
その内容は皆にも共有します。

『時給チャレンジ』は時給へのチャレンジではなく、時給を手段に自分の価値をあげるチャレンジです。
キッチンを辞めるときは、キッチン以上の仕事に就いて欲しい。
本気で思っています。

そして、大事なルールは“チャレンジしなくても良い”を選べることです。
仕事の捉え方は千差万別。その余白を持った働く場にしたいと思っています。

新しい働き方を目指しています


私はキッチンを小さな起業が集まる職場、にしたいのです。起業はよく社会課題の解決と言われますが、キッチンもまた、課題を解決できる場所を目指しています。
自分が働く上での課題(子育てや介護、自分の体調など)と社会や地域の課題(昼間の飲食店が少ない、夜スイーツが食べたい、気軽に集まる場が欲しいなど)を相互解決出来る場、それが飲食店を拡大解釈したところにあるような気がしています。

だから、PR・企画会社の私がやる意味があると思っています。

まだまだ改良の余地はあります。今後は、定額で働きたい時に働くとかも考えていきたい。

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