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和を求めて、京都①|Luxury hotel SOWAKA


先日、7年ぶりに京都へ足を運んだときのこと。


結論からいうと、7年ぶりの京都の街は最高だった。

思っていた以上に京都の街が気に入りすぎて
来年は紅葉の季節に来ようと、さっそく計画を立てているほど、
京都という街は、ただただ素敵なところだった。

そう言えば、話はそれるけれど、何年か前に父から、
父方家系の先祖は京都にいたのだよと聞いたことがある。
京都で何をしていた人たちなのかはわからないけれど、
確かに私の旧姓は関西に多い名前である。

縁やゆかりがある街なのだなと、しみじみ思った。
もしかしたら京都という街に、何か感じるものがあるのかもしれないと
ワクワクした気持ちを抱きつつ、新幹線で京都に着いた。

特に何も感じなかった。ちょっとだけ寂しい。

まあ、破天荒だった曽祖父が、色々やらかした人らしく、
京都と私を結ぶ何かが解けちゃったかもしれない。
曽祖父あたりからは、関西の人から関東の人となった。

ちなみに曽祖父には会ったことはないのだけれど、
話を聞く限り、私はその破天荒な曽祖父がとっても好きである。
そして、「あんたに似ているわ」と言われるのも、これまた誇らしいのである。



祇園に溶け込む”幸あれ”というホテル

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さて。
今回の京都旅行の1泊目に宿泊したのは、
インドのサンスクリット語で”幸あれ”という意味の
Luxury hotel SOWAKAである。


祇園の街にしっくりと溶け込むこのホテルは、
100年以上もの歴史を持つ瓦屋根の数寄屋建築であるらしい。

建築にもっと詳しければ、と思ったのは言うまでもなく。

元々、料亭だったこの建物を数年前にリノベーションし、
本館と新館、それぞれのテーマにそって部屋が造られていた。


スーペリアのガーデンビュールーム

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今回、私が宿泊した部屋は、
212号室のガーデンビュールーム。

ガーデンビューと言っても、見渡せるほどの庭園が窓の外に広がるような部屋ではなく、
シックな黒色の隣の塀との間に、慎ましやかにそびえたつ木々が窓の外一面に広がっている。


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すぐそこに隣の塀があるにもかかわらず、
部屋からバスルームまで縦長の部屋一面がガラス張りなので、
不思議なことに開放感をしっかりと感じることができる。

そしてまた、
壁の黒と自然な緑とが、なんとも美しいコントラストなのである。


ガーデンビュールームに用意されているベットは、
キングサイズのベッドがひとつ。

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ヘッドフレームの木と、両サイドについているライトがなんともシンプルでかっこいい。自分の部屋のベットにもこんなふうにおしゃれだったらいいのになと思いながら、電気のをつけたり消したりしてみたりする。やっぱり黒と真鍮のコラボレーションはかっこいい。

ちなみにこの部屋にはテレビは設置されていないのだけれど、
テレビがもしみたいのであれば、ベッド横に置いてあるタブレットで見ることができるらしい。
私はというと、せっかくなので、デジタルから少し距離を置いてみようと使うことはなかったけれど。


十分すぎるほどの大きなクロークも用意されているので、連泊することも可能。そして、バスローブの他に作務衣も用意されているので、リラックスして過ごすこともできるのが嬉しい。

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ちなみに写真には撮り忘れてしまったのだけれど、
用意されていたスリッパが、ふかふかすぎるほどの柔らかさで感激した。
台湾のマンダリンオリエンタルでも同じことを思っていたけれど、
私はスリッパフェチなのかもしれない、な。


そうそう、SOWAKAに決めたときのポイントの一つが
この杉の木を使ったバスタブである。
もともとホテルを決めるときにはお風呂を重視する派、
絶対にチェックを欠かせないバスルーム。

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リビングルームから続く大きな窓から、
緑を眺めることができるのが、これまた良い。
もし家を建てることがあれば、シャワールームとバスルームを分けるのも良いかななんて、杉の木風呂につかりながら妄想したりして。

アメニティには、椿シリーズが用意されていて、
ハンドソープとボディソープ兼用の石鹸や、ローション、クリーム、
そして可愛らしいポーチまでもがプレゼントとして用意されていた。

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ちょっと長風呂した後は、無料でいただけるビールとジュースを楽しめるのも、このホテルの嬉しいところで。

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なんと、冷蔵庫に入っているものも全て、無料なのである。
ビジネスホテルに泊まることが多かった私は、ミニバーに用意されているものが全て無料というところに感動してしまった。

さらに驚いたのが、冷蔵庫の中に用意されていたチョコレートである。


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こちらももれなくホテルからのプレゼントだそうで、
甘いもの好きな私にとってはこの上なく幸せなプレゼントなのである。
小粋なおもてなし、良き。


今回のプランには朝食をつけていて、和朝食/洋朝食を選ぶことができる。”朝はパン派”の私は迷わず洋朝食を。まさかの七輪でパンを焼きながら食べるとう体験までついてきた。そして高級バターまでも。
朝食までもが豪華な振る舞いすぎなのである。

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もちろん、バタラーの私はバターまでも食べ切ったことは、いうまでもなく。

ちなみに”朝はご飯派”の夫は迷わず和朝食を。ごはんを2度おかわりしてしまうほどのおかずの種類の多さに目を輝かせていた。
ごめん、ちゃんと朝ごはんを作らなくてと心の中で思った、こともない。


京都へ旅行にいこうと決めて、ホテル探しを始めた時は、
たくさん魅力的なホテルがありすぎて、なかなか決めることができなかった。

そこで、せっかく京都に泊まるのであれば、
”和を感じるホテル”をテーマに泊まるホテルを決めることにした。

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このテーマにぴったりなluxury hotel SOWAKAに宿泊することができ、
たっぷりと和を感じることができた。
祇園という街も、このホテルも、とにかく最高だった。


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