身近な人の人生と働き方改革
私が働き方改革の必要性を感じるようになったのは、先輩や後輩、家族など自分に関係する人たちのことをふと考えたところから。
例えば、職場に女性の後輩が入ってきました。
後輩は仕事が大好きで、しかも優秀。ずっと活躍してほしいと思っていました。
ただ、その職場は長時間労働が恒常化していました。
土日に仕事をすることも少なくありません。
もし後輩が結婚や育児といったライフイベントを考えると正直、仕事と家庭の両立は難しい状況です。
実際に何人もの女性が仕事が好きにも関わらず職場から離れていきました。
又は、ライフイベントを遅らしたり、ライフイベントを諦めたりしながら仕事を続けています。
冷静に考えると、それって変では?
男性だから?女性だから?
あれ?そういえばパパが長時間労働をしている家庭のママは仕事を続けられるの?
もし続けているとしても、ママひとりで仕事、育児、家事をしていて、とても大変では。
長時間労働者の職場は、その職場の女性はもちろん、男性の配偶者の人生にも影響しています。
“仕事なんだから仕方ない”
そんな思考停止の言葉で考えると何も変わっていきませんし寂しいです。
先日も「好きな仕事を続けるか、子どもをもう一人産むか、どちらか選択するしかない状況」というママたちの声を聞きましたが、それってとても悲しいです。
海外ではみんな家庭も仕事も大切にして生活している人たちがたくさんいるし、日本だってきっと出来るはず。
そうして働き方改革(当時はそんな言葉なありませんでしたが)を進めるようになりました。
そして今回の育休にも繋がりました。
パパもママも育児も仕事も楽しめるようになりたい。
そんなシンプルな思いを大切にしていきたいです。