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正直嫌だけど、相手に合わせないとダメでしょ?

こんにちは。2歳の娘をもつワーママの町田さちです。

前に「嫌われる勇気」というビジネス書が流行りましたが、あなたは読みましたか?自己基盤の鍛え方と、自分が幸せになるための話が載っていますので、機会があったらぜひ手に取ってみて下さい。


で。今回はその「嫌われる勇気」に通じるものがあるのですが。言いづらいことを相手に伝えるときに試してみて欲しいこと、です。


お見合い成立したものの、メールでのやりとりが面倒だったり、提案してくるデート先がいつも彼の地元だったり。当時の私は不満でした。「普通のやり取りがしたいだけなのに」「もっと私の事考えてよ」

一般論として「普通の男性は女性の好みを知らないことが多く、気の使えない人が多いと心得よ」という話があります。私もそれを知っていたので、そういうものだと思っていた。だから、我慢していました。


なぜそこで我慢しちゃったかな…私。伝えればいいだけの事なのに。


我慢して我慢して片頬引きつらせながらデートしていたけれど、最終的には不満爆発。別の嫌な点もあったので総合的判断で3か月でお別れしました。「彼とはイマイチ価値観が合わなかったみたい」。


価値観なんてね、ちゃんと擦り合わせないと合わないもの。合わせる努力もしてないのに「価値観が合わなかった」なんて言えない。じゃあ、価値観の擦り合わせって、どうやるの?


自分が嫌だと感じた時に、きちんと相手に伝える。モヤっとしたときに伝える。相手が受け取りやすいように伝える。それが第一歩。そして、自分が伝えたことに対して相手が受け取ってくれなかったり期待した返答じゃなかった場合も受け入れると覚悟すること。自分は言った、でも相手は違う考えだったみたい。以上。って。拒否する相手もまるっとそのまま受け入れる。


もしあなたがお洒落カフェに行きたい気分でおしゃれして出かけたのに、友だちに「ラーメン屋に行きたい」と言われたら、「ごめんラーメン屋は嫌。パンケーキが良い。せめてスタバ。」って言えるでしょ。その時、友だちの気持ちもわかるけど、私はこういう気持ちなんだよね、って伝えてるよね。その結果「ここね、美味しいって評判で!お願い、一度行きたいのよ」と言われたら「しょうがない」って折れるかもしれないけど、自分の気持ちも伝えているのである程度納得感がある。でも、もし伝えられていなかったら。不満たらたらでしょうね。「全くあの子は!いつも自分勝手なんだから!」


友だち相手でもそうなんだから。見ず知らずで関係の浅い相手であれば、会うだけでもストレスなのに、言いたいことも我慢していたら疲れちゃうだけだよね。


なので、そんな言いにくいことをいう時に、試してみてほしい。

「言いにくいんだけど。私が感じたこと、言ってもいい?」

こういうと、大抵の人はいいよ、と答える。答えが分かってて言わせるのは卑怯、という考えもあるかもしれないけど、相手に聞くか聞かないかの選択肢を与えている。この1クッションが意外と大切。いいよ、と言わせてから「お店、考えてくれてありがとう。決めてもらえるのは嬉しい。でも、私はカフェに行きたいな。こういうお店があるんだけど、甘いもの嫌い?」と伝える。

男性は「言いにくいんだけど~」と言われた時点で、何となく反対されるんだろうなという心構えが出来ている。その心構えが出来たうえでの言葉なら「あ…そうなんだ」と少しの消沈で済む。そして、もし自分の希望が通ったときは大きく喜んで。ありがとう!って。そして、男性の選んだお店の理由も聞いてあげて。何か考えがあったかもしれないから。


もし、自分の希望を伝えたところで希望が通らなかったとしても、その時に不機嫌になってはいけない。「そっか!」で割り切る。伝えたところで、相手が受け入れるかどうかは相手に委ねる、その勇気が必要。断られた時こそ人格が磨かれるとき。深呼吸一つ。「まいっか、楽しもう」。別の世界が開けるかもしれないからね。


ちなみにこのやりとりを面倒に感じるという方。あなたが本当に幸せになる結婚をしたいのであれば、頑張って習得してください。言いづらいことも伝え、相手をそのまま受け入れることを習得した時、仕事でも昇格していると思います。

更に蛇足ですが、これが出来ないと子育ての時に苦労します。自我の出てくる1歳ごろから、ひたすらこのやりとりが続きます。大人と意見の擦り合わせが出来なくて、言葉がうまくしゃべれない子ども相手にどう対応するのか。婚活を通じて習得するコミュニケーション能力って、その後の生活に必要不可欠なんです。


いつかはやらなきゃいけないこと。だったらいつやるの。今でしょ。(古)


言いにくいことを伝える。これ、慣れないうちは直接会ったときに言うほうがうまくいくと思います。文字だけだときつく感じる人もいるから。会ったときの方が「責めているわけじゃないの。私の気持ちがこうだと伝えたかったの」という気持ちが伝わりやすいから。


「別にどこでもいいんですよね」「私、こだわりが無いんで」という人もいますよね。そういう人は人とのコミュニケーションの以前に自分とコミュニケーションをとって欲しい。自分の気持ちにすら鈍感になってしまっているということだから。「本当は何が食べたかったの?」「本当はどう過ごしたいの?」

コミュニケーションって、心と心の通い合い。自分の思いが無ければ相手の思いを本当の意味で受け入れることもできないから。


相手の言い分をそのまま通す必要はない。自分が嫌なら嫌と伝えよう。その時には嫌われる勇気も必要。伝えた結果、もし破談になったとして。そういうコミュニケーションしか取れない相手とはご縁が無くて正解。一番最悪なのは不満だけ貯めていくこと。言いにくいことを、相手が受け取りやすいように伝える。その方法は何度もやっていれば自然と身につく。こういう人にはこう伝えた方がいいな、こういう言葉を使うといいな。でも、騙されたと思って、最初は上記の言葉を使ってみて。そのうちこの1クッションの重要性が分かってくるから。


ちなみに。結婚後も夫との会話の時に意識して使っています。休日の夕方6時。のんびり録画番組を寝っ転がって見ている夫に対して一言いいたいとき。自信満々で「お遣い」してきたけど商品が違った時。いきなり雷落としたら夫も不機嫌になる。そこでいうのです。

「ごめんね、言いにくいんだけど、一言いい?」

雷が来る、と夫が構えた後に言うと「テヘペロ★」「ママが怖いよー」とおどける余裕もあるってもんです。夫婦のコミュニケーションは、愛嬌とユーモアが大切。その為の心の余裕を与える、魔法の一言です。

良かったら使ってみて。


2020年11月25日 町田さち


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