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サチコのことわざウナ34「立つ鳥跡を濁さず。サウナー汗を残さず」

こんにちは。

サウナのサチコです。

昨日は失礼しました。仕事はまだ残っていますが、ストレスが溜まって仕方ないので「ことわざウナ」で一息つくことにしました。あー、好きなことだけしていたい(笑)

今日のことわざ「立つ鳥跡を濁さず」とは、「立ち去る者は、見苦しくないよう綺麗に始末をしていくべき。引き際は美しくあるべき」という意味ですね。これをサウナでは「サウナー汗を残さず」と言います。

つまりこれ ↓

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あの人、汗を残してない・・・。


サチコは漏らしたかと思うほど、汗を残しています・・・。もともとサ室には施設が用意したサウナマットが敷いてありますが、それをびっしょり濡らして出ていく方もいます。私は自分のサウナマットを持って入るようにしていますが、すでにびっしょり濡れているマットの上に自分のマットを置くのはちょっと・・・と、躊躇することもあります。

要するにマナーの問題。人に迷惑をかけずにその場を立ち去る心遣いが大切ですね。小さな心遣いができるサウナー鳥のイメージとして、背中に羽を付けてみました(笑)

「引き際の美しさ」

としてよく挙げられるのが、山口百恵さんでしょうか。歌手として絶頂期にマイクを置いた姿は美しかった。まだ確か21歳くらいの引退だったような。それに対して、

「往生際の悪さ」

としてよく挙がる人もいますよね。スポーツ選手とか。もう選手としての旬は終わっているのに、解雇されるまで戦い続ける。負けても負けても立ち上がる。それもまた憧れますが。私はきっとどちらにもなれないだろうな。潔く去ることもできないし、負けて笑われてまでその場にしがみつくほどの意地もないですから。周りの様子を伺いながら適当にぶら下がって、適当に去ることでしょう。


最近「終活」という言葉が流行っていて、まだそんな年でもない人たちが断捨離したりしてますね。残される家族に迷惑をかけたくないからと言って。彼女たちは「立つ鳥跡を濁さず」をモットーにしているそうです。確かに大量の物が残されていたら遺族は片付けが大変です。物だけでなく、ものすごい事実が出てきたりしたらもっと大変(笑)

それとは逆に、90歳のおじいちゃんが、死に際に自分が長年ゲイであったことを告白したという記事を読んだことがあります。それを聞いた家族は騒然。「立つ鳥によっては、あえて跡を濁すんだな・・・」と思いましたが、おじいちゃんにしてみればその時になってやっとカミングアウトできたんでしょう。最期は「自分に正直に」という気持ちもわかります。

つまり「立つ鳥跡を濁さず」とは、立つ側が心がけることなのかも。残された人がどう思うかなんてわかりませんもの。

ちなみに私の父は自分の余命を知らずに逝ったので、大量の日記を残していました。父の友達は「読んで差し上げたらどうですか」とか、ありえないことを母に言ってましたがもちろん私は反対しました。でも日記は捨てるのが難しい。ダンボールに隙間なく入っているその日記帳には、父の文字がびっしりある。父の人生が書かれている。そう思うとなかなか決心がつきません。どうしたもんかと考えていると、ダンボールの反対側にマジックで書かれた文字が見えました。

もしもの時は、読まずに捨てること

父の字でした。これをみて母はすぐに捨てる決心をしました。書いておくべきですね。うっかり読んでいたら大変なことになっていたかも(笑)

日記を長年つけていたくらいの父ですから、引き出しの中にはいろんなメモが残っていました。自分の病気の経過について書いたものもありました。その中の一枚に「サチコはよくやってくれている」と書かれたものが。それをみても私は泣けませんでした。なぜなら私は「よくやっていなかった」からです。最期は怖くて逃げました。父の死を思う時はいつも後悔ばかりです。父は跡を濁さず逝ったのに、私は父の跡を見つめてばかり。上のサチコと同じです。立ち去る側が綺麗に立ち去ろうとしても、残された側があとを引くこともある。だからこそ、残される側こそ、悔いのないように見送ることが大事だと思います。

あー、これからは朝に投稿するのやめようかな。私の話って朝にする話じゃないんですよね。重い。重すぎる。最近いろいろ考えちゃってこんな風になってます。いつものことですけど。

もっと軽やかに生きたい。私の背中にも羽が生えないかな。


ということで、今日もこんな調子で最後はバタバタと終わることをお許しください。緊急事態宣言も埼玉はまだ解除されず。もし25日に解除されたら、その次の日曜あたりのサウナは混むかなーなんて思う私。そろそろ「私とあなたが整うまで」を書きたいものです。このままじゃまずい。早く「ととのいたい」よぅ。

ではまた明日、明るい「サチコのことわざウナ」でお待ちしています。

サウナのサチコより




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