自分のやりたいことを優先するのか、これまでの経験を活かすのか?
資格取得、転職、起業、独立、新しいチャレンジ。
人生に何度かくる転機。
こうしたタイミングで、このような問いを自分に立てたことはありませんか?
私もあります。
例えば自分のやりたいことは今の職業とはまったく関係のないこと。
新しいキャリアにチャレンジした方がいいのか、これまで頑張ってきた経験や取得した資格を活かした方がいいのか。
「これまでの経験を活かす」選択をしてきた私
振り返ると、私は「これまでの経験を活かす」方の選択をしたことが多かったです。
私は昔、教員になることが夢でした。
そのために大学にいくことも小学生の時から決めていました。
大学生になった時に、このまま教員になると一生学校かと思い、一般企業に就職をします。
もちろんその選択が間違ったとは思っていません。
そこでは色々な人と出会い、経験をし、たくさんの喜びも苦労も味わいました。
(いわゆる社内恋愛というものもしました笑)
29歳の時にキャリアアップのために転職を考えます。
その時でした。
「もう一度、教員を目指すのもいいんじゃないか」
情報収集して、2年間大学のスクーリングに通い、免許を取得すれば、その道も選べると分かったのに、私はその時、転職というかたちを選びました。
29歳という年齢。
結婚するかどうかもまだ分からないのに、先のことが不安になったりもして、色々な決断をするには迷いがどうしてもあったのです。
今でも忘れません。
義兄に「今から新しいことを勉強するより、せっかく積み上げてきたキャリアなんだから、それを活かしていったら?」と言われて、それが最後の一押しとなり、私はそのアドバイスに納得して、転職を選んだのです。
今振り返ると、心の中では「そのアドバイスを待ってました!」と思っていたのかもしれません。
結局はどちらが自分にとって良き選択だったのかはわかりません。
人生は選択の連続。
あの時どうすればよかったのか、なんてすべての答え合わせをする時間なんてありません。
私たちはそれでも前に進んでいく。
自分が選んだ道を正解にしていく。
本当にそうだと思います。
少なくとも、転職したいと思って行動し、やってみたいと思った営業の仕事に未経験でチャレンジした!
それ時の自分に丸をつけてあげられる自信はあります。
「経験を活かす」が快適ゾーンへ連れ戻す口実になることも
ただ、当時の私のように、「経験を活かす」が快適ゾーン(現状維持)へ連れ戻す口実になっている可能性もあると思っています。
そうなったら、少し立ち止まって、本当にそれがしたいことなの?と考えてみてほしいです。
人が課題に向かう4つのステージ
人が課題に向かう時には4つのステージがあると言われています。
人はこのゾーンをそれぞれのタイミングで行ったり来たりします。
・退屈ゾーン:刺激がない、つまらない、繰り返し
・快適ゾーン:慣れ、日常、コンフォートゾーン
・成長ゾーン:チャレンジ、目標、グロースゾーン
・混乱ゾーン:キャパオーバー、難しい、キツイ
退屈な状態から、それが長く続くと快適ゾーンに入ります。
快適ゾーンにいると、それが望む結果でないとしても、日常がとても心地よくなっているので、そのゾーンのとどまろうとします。
それは決してダメなことではなく、「安心安全に快適に過ごしたい」というのは人間の本能的な欲求です。
そこから抜け出し、成長ゾーンに入る時。
まさに転職、起業、新しいチャレンジなどがこのタイミング。
これまでとは違うやり方や新しい力、集中力が求められます。
ワクワクする一方でちょっとキツイ状態でもあります。
人間は本能的に「安心安全に快適に過ごしたい」と願うからこそ快適ゾーンに連れ戻すのが得意です。笑
「これまでの経験を活かす」と決めた時にそれが望む結果、望む未来につながるのかと考えてみてほしいのです。
現状維持に連れ戻すための口実になっていませんか?
これまでの経験ももちろん活かすことも大事!
考え方としては、
これまでの経験、実績、仕事で得た感情の中から今後も残したいものは何ですか?
仕事の要素
得意なこと
好きなこと
大切にしたい価値観や経験
などもっと細かい要素で抜き出すことが大事なんじゃないかとこれまでの経験から思います。
そこさえ明確にし、やりたいと思っていたことがどうやったらできるかという思考、そして新しいチャレンジをしていくのが、自分らしさを活かし、より人生を豊かにしていくのではないかと思っています。
一緒に頑張っていきましょう!
新しいチャレンジを応援しています!
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