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【焼鳥屋からプログラマーを目指す四十代の物語】⑧令和2年1月ーその2

Hello World

最初に学ぶ言語はJavaです。

コンソールに「Hello World」と表示させるとこから始まります。こっちの世界にようこそ、みたいな感じなんですかね。ちなみに、宮古島の言葉で「ようこそ」は

「んみゃーち」

です。とてもよく使うことばです。宮古島のファミマのATMすら、合成音声が「んみゃーち!」と話しかけてくれます。

変数・演算子・条件分岐・配列…と、基本文法を10日(×5時間)ほどかけて学びます。

繰り返しとか条件分岐を、文法として改めて見てみると、世の中の多くの事象は、if とか while とか for で成り立ってるんだなぁ、と思いますね。

エレベーターとか。

while 「開」ボタンが押されてるはドアを開けておく

if 10階でボタンを押されたら 10階に行く

else if 途中で5階ボタンが押されたら、先に5階に止まる

for 運行している間は、停止階に着いたらドアを開け、一定時間経過後ドアを閉めて運行再開する

停止階が取り消されたら continue

呼ばれた階に着いたら break

ってな感じですよね、たぶん。

以来、エレベーターには謎の親近感を感じています。

エアコンのリモコンにも。


さて。1月14日、第一回目の試験開催です。

教室に着くと、クラスメイトさんから、「テスト勉強どうですか~」と、お声がけいただきます。

ここ3日、アルバイトもお休みにして、今、家を出る直前まで詰め込んできてますよ。「全然やってねーわー」的定型句は無用でしょう。

「めちゃめちゃ詰めてきましたよ。でももう忘れ気味ですよ。物忘れ激しいんです」

ここははっきりと格の違いを見せておかねば。(逆の意味で)

息を吞むクラスメイトさんたち。

さて結果は…。

もちろん赤点です。

骨身に沁みる、己の脳の劣化っぷりです(泣)。

授業中には、解ったような気がする、しかし復習してみると解ってない…。さっきまで憶えてた、しかしもう思い出せない…。

これくらいの説明で理解できる、とか、このくらいやれば記憶できる、、っていう自己認識ってあるじゃないですか、、学生時代から比べたら雲泥の差、月とスッポン、月に替わってお仕置きされるレベルです。ムーンプリズムパワー!メイクアップ!

赤点者は及第点が取れるまで追試を受けます。

試験→答案返却→解説、とあったうえで、当日中にも追試が受けられます。

初老ともなれば、記憶力は鈍っても、その分、ライフハックが身についています。

解答の記憶が新しいうちに、追試を受けるのが得策…。

一回目の試験に落ちても、解説を記憶して即座に追試を受ければ勝機はある…(いやそもそも負けてるが)。

バックドア的試験対策を編み出します。

目的と手段を間違えている。いや、手段も目的も間違えている。

次回もっと頑張ろう。


続きます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。







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