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子供を置いて家を出ていった母親の本心とは?


こんにちは。
〜俯瞰体験がもたらす自由〜
小川幸子です。



前回、こちらのコラムで↓

事例をシェアさせていただいた
20代女性A様。


その後、


「あれから夫とも話し合えて、
 最近は仲良しです!」


というご報告をいただきました。


セッションでの気付きを
新しい行動に繋げて動き続けることが
誰にとっても一番難しいですが、


でもだからこそ、
それをしていくと必ず、
過去のパターンを
超えていくことができます。


今日のコラムでは、
先日のA様とのセッションで
まったく予期せず起きた
別の大事な体験について
ご紹介します。



俯瞰体験コラム#19

【子供を置いて家を出ていった
 母親の本心とは?】


実は、A様にはどうしても、
「家族が一緒に過ごせること」を
渇望したくなる並々ならぬ背景がありました。


それは、


A様が2歳の時に、
母親が家を出ていき、
両親が離婚。


その後、
母親とは一度も会えていない
という状況下で、


父親も育児をしなかったため、
A様は父方の祖父母に育てられてきました。


A様にとっての実家とは、
祖父母の家のことでした。



A様はずっと、
「私はお母さんに愛されなかった」
と思っていました。


なぜなら、
母親は家を出ていっただけでなく、
幼いA様を虐待していたのです。


A様はそれに対して、
”私が悪いんだ”と思っていました。


”私が悪いから、
お母さんは私に暴力をふるうんだ”


”私が悪いから、
お母さんは私の顔も見ないで、
出ていってしまったんだ”


と思っていました。


それがA様の
「主観目線」の世界でした。


そしてその「主観目線」の通りに、


”ほら、そうだ”

”また私が悪いって言われた”

”やっぱりそうなんだ”

”私が悪いんだ”


という体験ばかりを
無意識の内に拾い続けていました。


A様がお付き合いをする相手と
何度も繰り返してきたパターンは、
母親との関わりの焼き直しだったのです。



過去の辛い体験から
自由になる方法


虐待やネグレクトを始め
過去の辛い体験の影響を引きずってきて、
散々自分や周りを責め続けてきたけれど、
苦しみのループが終わらなかった方々が
そこから自由になる方法があります。


それは、


「親を許す・許さない」等、
親の行動の善し悪しを
ジャッジする立ち位置から
降りてくること
です。


「許す・許さない」以前に、
子供から親を嫌いになることは
できません。


何をされたって、
どうしたって、
子供は親が大好きなんです。


それが子供の本心です。


自分の本心を自分で大事にできて、
そこに素直に振る舞うことができる時、
過去にどんなことがあったとしても、
その人は自由でしあわせを感じます。


子供が自分の本心を
大事にできなくなるのは、
「自分には、
 親を許す権利がある」
という思い違いをしているからです。


すると、
まったく自覚がないままに、
親がしたことの責任や結果を
子供が背負ってしまうのです。


イメージで言うと、
子供が裁判官のような立ち位置に入り、
「私こそが正義!」
「あなたは親として正しくなかった!」
「許されるべきではない!」
等、
親に裁きを下しているような状態です。


でも実はそれは、
子供にはどうにもできない話です。


というのも、
親の方にも必ず、
”本当はそうしたくなくても
それしかできなかった背景”
があるから
です。


事実、
A様の母親もまた赤ちゃんの頃に
実の母親と離れ離れになり、
養父母に育てられたという背景がありました。


そしてそれは、
母親よりも先の世代から繰り返されている
家系のカルマによるものです。


A様が、
母親を「許す・許さない」という
裁判官の立ち位置に入るということは、
どうやっても自分の手には負えないような
先祖代々から続く巨大な家系のカルマの渦に
わざわざ身投げをするようなもの。


良かれと思い正義のヒーローになり、
自己犠牲がやめられない方々は、
大抵、無意識下では、
先の世代の人達の運命を変えようと必死で、
自分の人生を主体的に生きることを
後回ししている状態になっています。



俯瞰セッションを通して、
母親との間に起きていたことを
より高い視座で受け止められたA様。


母親を裁く裁判官を降りて、
本当は母親を大好きな子供として、


「どんなお母さんでもいいから
 一緒にいたかった」


という素直な本心を
初めて言葉に出すことができました。


するとその後、


まったく予期せず、
その場に降りてきた母親のエネルギーから
驚くようなメッセージが届きました。


↓↓↓





あなたを産みたかった


だから、
産まれてきてくれて
本当に嬉しかった


あなたとずっと一緒にいたかった


ずっとずっとそばにいて、
あなたの成長を見守りたかった


でも、


あなたの前で、
本当の想いと違う衝動を
制御できない自分が怖かった


それは私の問題で
あなたのせいじゃない


私があなたの前からいなくなったのは
あなたを生かしたかったからで、


あなたが悪い子だったからじゃない


あなたは私の愛する可愛い子


あなたにとっての理想の母親では
なかったかもしれないけど、
私にはそれが精一杯の愛し方だった


ずっとそれを伝えたかった




※俯瞰とは?

 人は誰でも
 今までの自分目線で物事を見ています。

 たとえば、

 「こうなったのはコレが原因だ」

 「こうすればこうなるはずだ!」等

 無意識にそう考えながら
 生きているものです。


 でも、
 それはあくまで主観的な世界です。


 実際の事実の世界とは
 かけ離れていることが多々あります。 


俯瞰とは、
起きている事実を客観的に
観察認識することです。


 それはつまり、
 自分目線から抜け出して、
 まるで上空から鳥の目線で
 世界を見るような体験です。


 そしてそれが、


 「本当に起きていることは
  どういうことなのか?」


 を知ることになり、


 思い込みに近い古い自分の捉われから
 抜け出すキッカケとなります。


 それによって
 人が自由になっていきます。



〜許そうとしなくていい
 あなた自身の人生を大事に生きよう〜
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〜癒しとは自分で自分を深く理解すること〜
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