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Awesome! x 日系企業米国法人様向け5回シリーズワークショップレポート : クリフトンストレングス®入門・基礎・プレゼンテーション・応用編@オンライン

2020年11月から12月にかけて、日系企業米国法人様向けに入門編から応用編までのカスタマイズ版のワークショップをオンラインにて5回シリーズで提供させていただきました。

はじめに

2020年9月に、ホームページを通してご依頼いただきました。
すでに、34全資質診断は完了されており、おさらいも兼ねて、入門から応用と段階的に理解し、活用していきたいという依頼をいただきました。
今回は、入門・基礎・応用編に、参加者の方のプレゼンテーションを通して資質の理解を深めるセッションも加え、計5回シリーズで提供させていただきました。

ワークショップ概要

最初のヒアリングでは、ご依頼者のニーズに合った形で、クリフトンストレングス®を活かしていただきたいという想いから、依頼いただいた背景や、どんなワークショップを希望しているか、またどんな変化をもたらしたいのかなど、詳しく聞かせていただいています。
今回は、

「強みにフォーカスして自己開発していくことの大切さを知り、
実践の場で活かせるスキルを学びたいなと思っています。
そして、メンバー同士も理解しあえるワークショップを。
何より、楽しくやりたいと思っています」

と、いうニーズをいただきました。
グローバルな環境でのお仕事で、常にリモートでお仕事される方もいらっしゃるということで、日ごろ頻繁に関わる国の方の資質傾向のお話や、メンバー同士が資質を通してお互いの理解を深めていけるようなワークを提案させていただきました。

また、今回は5回シリーズということで、それぞれの回で違った角度から資質・強み・自分の思考・行動パターンについて理解を深めてもらい、最終的に強みとして活用するための新たな行動パターンに落とし込んでいけるような形で、企画・提供させていただきました。

● クライアント:日系企業米国法人様(米国市場及び、テクノロジー動向リサーチ部門)
● 参加者数:7名(US駐在メンバー4名、日本メンバー3名)
● 場所・形態:リモート開催 (Zoom & Google Meet)
● 所要時間:各2時間x5セッション + フォローアップ個別コーチング
● 内容:事前課題、ワークショップ(講義+グループワーク)、行動計画
● 目的:
①「弱みに目を向け改善」から「強みにフォーカス」への変容
②客観的・多面的に自分を理解し、主体的に取り組んでいけるリーダーシップ力開発
③互いの強みを活かしあうことで、メンバー同士が協働しあえる職場風土の醸成

各回のワークショップ詳細(Part-1 ~ Part-5)

各回のワークショップ詳細はこんな感じで提供させていただきました。

Part-1:入門編
クリフトンストレングス®の基礎知識とその活かし方を学んだ後、グループにて資質証言し、強みとしての活用法や資質の違いについての理解を深める
Part-2:基礎編①
日本国内の資質データやクリフトンストレングス®がもたらす効果について理解した後、グループにて資質モチベーションマニュアルを作成。資質がどんな状況・環境で活かして行けるのかを発見する
Part-3:基礎編②
世界主要国の資質データや、米国法人様のポテンシャルとなる強みを解説後、グループにて資質モチベーションマニュアルを作成。強みと行動のつながりを見つけ、どんな役割で貢献できるのかの理解を深める
Part-4:プレゼンテーション
業務に関するテーマについてプレゼンテーション。その内容から、コーチによる資質分析及び他の資質と協力・補完していけるポイントについてのアドバイスを通して、自分の思考・言動・行動から資質の強みとしての活かし方の理解を深める
Part-5:応用編+修了式
資質の相乗効果や機能の方程式について具体例を交えて理解を深めた後、グループにて自分の思考・行動の資質方程式を作成し共有。その後、強みとして活用していくための行動計画を作り、実践に落とし込んでいく方法を学ぶ

参加者の声

1.今回のワークショップを通して、新たに得た発見や学び、何か自分の中で変わったことなどあれば教えてください

自分の【責任感】の資質が、どのような原体験やどこからきているのかを、深掘りすることは自分をより深く理解することにつながると思いました
同じ【収集心】の資質でも、他の上位資質によって、人の輪に入って収集する人や、ネットや書籍などの知識をため込む人など、さまざまであることがわかりました
資質を強みとして活かすために、自分のための時間を確保するというのは新しい学びでした。日々時間に追われていますが、その中でも振り返りの時間を確保したいと思います。
プレゼンの中で無意識に「ゴール」という言葉を繰り返していた点が、自分の【目標志向】につながっていると気づくことができました
1番目の資質である【適応性】について、今までしっくり来ていなかったのですが、プレゼンテーションの予定が変更となり、直前対応で行った自分の行動と照らし合わし、実際に起きたことでしっくりきました

2.ワークショップを通した気づきや新たな視点を通して、リサーチ部門内でどのように強みとして活かして行けると思いますか?

自分の【内省】が、みんなの意見をより深いものにするようなご意見番や相談役としての立ち位置で発揮できるのではないかなと感じました
【目標志向】や【回復志向】は、定まったゴールに対して期限内に確実にプロジェクトを完遂させるためのステップを検討したり、事前にリスクを排除していくことに使えると感じました
【未来志向x着想x戦略性】を活かして、自分の中で見えている未来や価値観、考えなどを共有・発信していけるようにしていきたいです

3.5回のワークショップ全体を振り返り、クリフトンストレングス®を通して得た発見や学び・変化について教えてください

自分の強みと弱みが表裏一体であることを理解したうえで、強みにフォーカスしていくことを意識的に行動へ移していきたいと思います。無意識を意識的に変化させ、それがまた無意識になるように試みていきたいです
メンバーを資質を通して行動の背景を理解することができました。その方のコメントから資質を通して深く知ることができたのは大きかったです。」
「コロナ前からリモートワークということもあり、交流の場がなかったので、お互いを知り、自分のことも資質を通して共有して知ってもらえたことはいい機会でした。資質を介して、相手と共通・共有感を持てたことが、これから一緒に仕事をしていく上でのいいきっかけになりました」

最後に

セッションを提供させていただく中でいつも意識をしていることは、

「クリフトンストレングス®による強みフォーカスを
実践を通して体感してもらい、
パフォーマンスやキャリアをアップするために、
継続して活用していけるヒントを見つけてもらう」

という点です。

私は外部のリソースとして、その組織の方たちと関わらせていただくため、どうしても限定的な接点となってしまいます。外部だからこそ見える視点から、強みとして活かしていくためのヒントを、参加いただいた方が一つでも見つけて帰っていただくことで、個人としても、組織としても、ワークショップ後も継続して強みとして活かしていく素地を作っていけるのではないかなと考えています。

今回、シリーズで関わらせていただける依頼をいただき、「組織の風土とチームの中にクリフトンストレングス®をより深く根付かせていけるようなコンテンツを届けたい」と思い、提供をさせていただきました。

5回シリーズを終えていただいたみなさんからのコメントを聞き、クリフトンストレングス®を米国法人のみなさまの思考・言動のベースに根付かせていくお手伝いができたことは、私にとっても本当に大きな経験となりました。

「会議の中でも、資質の会話が上がるようになり、コミュニケーションのハードルが下がりました」というコメントが聞けたことは、本当にうれしかったです)

そして、ワークショップ開催後に、今回依頼いただいた法人代表の方から、こんなお言葉をいただきました。

当初に掲げた目的を満たせたことに加えて、
「お互いを深く知る、いい意味でのカミングアウトの場」
「資質を介したポジティブなコミュニケーションの場」
「コロナ禍テレワーク環境の中での週2時間の学びの機会」
など、
当初想定していなかった部分での効果を実感することができました。
テレワークで何となく感じる孤独感に代表されるように、
知らず知らずのうちに行っていたことの重要性に
多くの人が気づいた
と思います。
「調子どう?」「あとでちょっといい?」などのふとした会話から、
思いもよらないアイデアが出たり、解決の糸口が見つかったり
また、何気ない会話の中で様々なレベルの相手から得る
小さな同意は、個人の承認欲求も満たしていた
のではないかと
推察しております。
そういう意味でも、今回のクリフトンストレングス®ワークショップは、
コロナ禍でのコミュニケーション、チームビルディングに
フィットするコンテンツだ
と実感しました。

現在のコロナ禍の中、テレワークで直接会えない働き方や対面でのチームビルディングや交流が難しい中、ちょっとしたコミュニケーション不足による何らかの課題や違和感を抱えている企業や組織は多いように感じています。

クリフトンストレングス®を通して、実際の業務や社内研修とは少し違う、その人やチームとしての「資質」や「強み」という切り口から、自分や相手のことを客観的に理解し、それぞれの強みを活かして、チームでどんな風に進めていけるかを、段階的に学び合うことがもたらす価値は、この状況下だからこそ、大きいのではないかなと感じると同時に、多くの組織やチームのコミュニケーションとパフォーマンスを上げる伴走者として関わっていきたいと強く感じた、今回のセッションとなりました。

今回のセッションのような、2時間ごとの継続シリーズで、互いを理解し、チームや組織のポテンシャルを見つけ、強みへと鍛え、コミュニケーションやパフォーマンスを上げていけるコンテンツメニューを現在、公開に向けてまとめております。出来上がりましたら、ホームページなどからお知らせしていきたいと思っております。興味のある方は、ホームページより、お気軽にお問い合わせくださいね。


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