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JICA海外協力隊に応募するか迷っている人へ!私がアフリカに出発する日に考えた3つのこと

いよいよ出発の日!あと6時間で日本を離れます。2年間日本を離れアフリカへ。協力隊出発の日の率直な気持ちをつづります。

この記事は2016年1月の8年前に作成したものです。
協力隊に行く決断をしたことで、今は昔から目指していた目標の一つである国連で働いている自分がいます。自分が好きなことを仕事にできています。

でも最初の一歩は、この記事のように怖かったことを覚えています。
JICA協力隊含めて、大きな人生の決断をしようとしている人の参考になれば幸いです!

1.アフリカに行く実感がない!

いよいよ出発!合格した日から、ずっとこの日を意識してきました。私は協力隊の応募スケジュールから赴任までが長く、合格と発表されてから派遣まで、なんと1年もの時間がありました。

東京で忙しく働いている時に「今アフリカに行くしかない!」と思って応募し合格したものの、「本当に今で良いのか?」「せっかく入った良い会社を辞めちゃっていいのか」「親が悲しまないか」「アフリカにいって事故や事件に遭ったらどうしよう」など、結局はずっと本当に行くか行かないか、悩みっぱなしでした。

飛行機で24時間くらいかかる遠い国、なかなか日本帰りたくても帰れない。覚悟が必要でした。

昨日まで実家で過ごしていた生活が、明日も続きそうな気がする。むしろ親や友達が自分以上に寂しがって、心配してくれました。(ありがたい)

きっと、マラウイに着いて旅行気分も抜けた2,3か月後に、日本を離れた実感が襲ってきそう。笑 当たり前が当たり前でなくなったとき、日本の生活が非現実になったときに、きっと寂しさが襲ってくるんだと思います。


2. 協力隊はスタートライン

旗
協力隊の研修所にあった言葉



実感がないという気持ちもありつつ、今はマラウイに行くすべてが楽しみで仕方ありません!!なぜなら、長年思い続けた協力隊の道にやっといけるから。

2年以上自分のキャリアに対してあれこれ悩んでいましたが、自分の気持ちに正直になれてやっとやりたいことができる。そのワクワクが半端ないです。

今日を迎えて、「協力隊にいく!!」と意気込んだ1年前の決心は正しかったのだと思えます。

こんなに未来にワクワクして、自分で2年間を作っていけると思えることは人生そうそうないです。

昔から自分を奮い立たせてきた、ある大切な言葉があります。

“過去は変えられない。未来に何が起こるかわからない。自分が影響を与えられるのは、「今」だけだ。今、目の前に迫る選択によって、3年後、5年後10年後の未来が決まる。結局は、自分がどう動いたか。

今にちゃんと全力を注ぎこんで、神経を研ぎ澄まし、真正面から向かい合う。そうすると、チャンスも逃すことなく掴める。

特に協力隊は、会社員のように他人から成果を確実に上げることを求められない活動なので、自己管理が大切です。

実際腐る人は腐るし、このチャンスを最大限使う人はちゃんと使います。

自分が今までに学んだこの考えを大切にして、2年間見失わないように、しっかり頑張っていきたいです。

3.感謝の気持ち


ケーキ



2年間長い期間、途上国に住めることはそうそうないでしょう。

行きたくてもいろんな事情でいけない人がいる。この機会が与えられたことに、しっかり感謝したいと思います。

また、協力隊に行く準備過程で忘れられないのが、親の理解と協力。

安泰な企業を辞めて、恋人もいなくって、アフリカという危ない場所にいくことを、最初は親にとても反対されました。いきなり「会社辞めてアフリカ行く!」なんて、だれでも反対すると思います。(笑)

でも、ちゃんと私の思いを理解して、了解してくれた親は自分の親ながら本当にすごい。

私の気持ちを応援してくれた親や友人に感謝を伝えるためにも、しっかり2年間を全力で過ごしたいと思います。そして無事で帰ってきます!


4.私が協力隊に参加することを後押ししてくれた言葉

最後に、私が協力隊参加をくよくよ悩んでいるときに、友人から貰ったある人の言葉をご照会します。
皆さんの人生の選択の後押しになれば・・と思います。

2015.7.11 友人Aさんより

もう一度人生をやり直せるなら・・・・
今度はもっと間違いをおかそう。
もっと寛ぎ、もっと肩の力を抜こう。
絶対にこんなに完璧な人間ではなく、もっと、もっと、愚かな人間になろう。
この世には、実際、それほど真剣に思い煩うことなど殆ど無いのだ。
もっと馬鹿になろう、もっと騒ごう、
もっと不衛生に生きよう。
もっとたくさんのチャンスをつかみ、行ったことのない場所にももっともっとたくさん行こう。
もっとたくさんアイスクリームを食べ、お酒を飲み、豆はそんなに食べないでおこう。
もっと本当の厄介ごとを抱え込み、頭の中だけで想像する厄介ごとは出来る限り減らそう。
もう一度最初から人生をやり直せるなら、春はもっと早くから裸足になり秋はもっと遅くまで裸足でいよう。
もっとたくさん冒険をし、もっとたくさんのメリーゴーランドに乗り、もっとたくさんの夕日を見てもっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。
もう一度人生をやり直せるなら・・・だが、見ての通り、私はもうやり直しがきかない
私たちは人生をあまりに厳格に考えすぎていないか?
自分に規制をひき、他人の目を気にして、起こりもしない未来を思い煩ってはクヨクヨ悩んだり、構えたり、落ち込んだり ・・・・
もっとリラックスしよう、もっとシンプルに生きよう、たまには馬鹿になったり、無鉄砲な事をして、人生に潤いや活気、情熱や楽しさを取り戻そう。
人生は完璧にはいかない、だからこそ、生きがいがある
                          ピータードラッカー(享年95歳)

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