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経験



皆さん、こんにちは
パン屋のサッちゃんです。

先週末の新しい場所でのファーマーズマーケットは天候に恵まれ、また心配していた引越による『お客さん離れ』も、それ程感じる事なく私達のパン屋はお昼頃に完売となりました。

新しい場所は以前より大通りに面しているため、定着すれば良いマーケットになりそうな気がします。

今日ご紹介するのは、そのマーケットで出逢った学生さんのお話です。
ファーマーズマーケットやクラフト展などに参加すると、若い出店者たちを見かけることがあります。
彼らの年齢はまちまちですが、お母さんの手伝いだと思っていた8歳の女の子が、自分で作ったアクセサリーを売っていたこともあって、ビックリしたのを覚えています。

先週出会ったのは12歳のタニエル、お友達のエミリーとジャマイカのハーブティーを売っていました。

初めてタニエルを見かけたのは、昨年のクリスマス時期。
バスケットに入れたハーブティーを弟と一緒に出店者やマーケットに来たお客さんに声を掛けて、手売りしていたんです。
ちょっとモジモジしながら、恥ずかしそうに「ハーブティー要らない?」と話しかけられたとき、彼女の緊張感が伝わってきました。

その翌週には、折り畳みテーブルを1台買ったようで、他の出店者の間に並んでハーブティーを売りはじめたんです。
そのまた翌週が一昨日のマーケットだったのですが、ハーブティーの種類が増えていました。

気になって声を掛けてみると、去年初めて会った時よりだいぶ慣れた感じで接客しています。
私の反応を見ながら原材料の説明をしたり「これ、凄く良いよ」と勧めてきたり

そんな彼女を見て、改めて「経験に優る学びは無いな」と感じたのでした

そんな彼らの体験、経験を後押しするのは周りの大人達ですが、見ているとその大人があまり手を出さないんです。
お金のやり取りも、商品説明も、全て本人にさせています。
勿論色んな親御さんが居るでしょうが、今まで見かけた親御さんは基本的に手や口を出さずに「頼まれたら手伝う」といった感じです

高校生くらいになると、親御さんはテントの設置だけ手伝いに来て
「じゃ、後は頑張んなね」と本当に1人で切り盛りしている事もあるんです

日本ならば、「お金をいただくのに間違いがあっちゃいけない」なんて大人が先回りをそうですが、この辺は大分違うなぁと感じます

「上手くいった、またやりたい!」と思うのは素晴らしい経験ですが
「思うように行かなかった、何でだ?」というような経験もまた、本当に大きな学びのチャンスです。

何を経験するにも遅すぎる事はない、というのが私の持論ですが、同じ経験をするなら早いに越した事はないとも思います。
「可愛い子には旅をさせよ」とは昔の人は上手いことを言ったもんです

と言うことで、このコラムが若い人達に届くかは分かりませんが、若い方には大いに色んな体験、経験をして欲しいなと思います。

そして大人の皆さま、まだまだ遅くありませんよ!
どんどん新しい体験を増やしていきましょう。
大人が生き生きしていたら、若い人達の挑戦も増えることでしょう。

それでは、今週も皆さんにとって素敵な体験となりますように!



#体験 #経験

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