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パン屋のコラム

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アメリカの田舎町で繰り広げられる、小さなパン屋さんのお話
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2021年2月の記事一覧

ピンチのその後

ピンチのその後

「使っていた小麦粉が手に入らない!」と騒いでから3週間が経ちました。

有難い事に、沢山の方々に応援メッセージを頂いております。
こうして日本語で投稿しても今は翻訳機能があるので
「新しい粉は見つかった?」と地元のお客さんに聞かれるんです、凄い時代ですね

日本人のお客さんたちは
「スーパーを見てるけど、やっぱりないですね」
「あのマーケットなら、大きいからあるかも」
「うちの近くで買えるものなら

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ペーパーレス

ペーパーレス

ファーマーズマーケットでパン屋を始めた時、現金だけの販売をしていました。
カード社会アメリカでカード払いを拒否、
頑固に現金主義を通してたんです。
でも、現金を持ち歩かない人が多いの。
「現金を持つと危ないから」って言う人が本当に多い

カードが使えないという理由で取りこぼすお客さんが余りに多いので、携帯に取り付けるカードリーダーを購入してみたところ、今では売り上げの半分以上がカード払いです。

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チーズパンの悲劇

チーズパンの悲劇

年末年始のファーマーズマーケットは、悪天候と休暇が重なって出店者もお客さんも少なく、沢山のパンが残りました。
1年を通したマーケットの流れをみて、2年目からはそのデータをもとに、お休みや作るパンの量を決めようと、今は出来るだけ休まずにパンの販売を続けています。

先週は通常の2/3までパンの量を減らしてみたところ、大方のパンが売れたのでホッとしていました。そこへ何時もチーズパンを買ってくれる女性の

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ピンチ!

ピンチ!

パン作りで使っている小麦粉が、何時ものお店で手に入り難くなってきました。
ネット注文だと小麦以上の送料が掛かるけど、まさかパンの値段を倍には出来ないし…

一年以上掛けて作ったレシピを丸ごと変える?
在るか分からない似た粉を探す?

何方にしても、早急な判断とかなりのテストベーキングをしないと…
パン屋も、2年目になれば少し楽になるかと思ってたけど、どうも神様は私を追い込むのが好きらしい
ちょっと

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