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オーストラリアではSocial DistancingとSelf Isolation をやってます。

鎖国状態でシャットダウンが発令されて一週間が経過。
日々の感染者数は急激に増加はしてはいないが、急激に減っているわけでもない。

オーストラリアでは、生活に不要なサービスがシャットダウン。
各人でSocial Distancing(社会的に距離をおく、人込みを避ける)Self Isolation(自主的な隔離)を行うことで、感染増加を抑止させる作戦を遂行中。そして先週末には、不要不急の外出はしないようという州知事からの要請あり。

また今週から海外からの帰国者全て、政府が用意したホテルで14日間隔離という措置に。これは海外帰国者による感染が多いため、そこからの感染拡大を防ぐということだけではなく、ホテル業界の一時的な経済的救済を兼ねているとのこと。もしこれに違反した場合は、高額の罰金処罰の対象に。

新たなSocial Distancingのルールもいくつか追加される。
その一つが不必要に2人以上のグループで(家族以外)で集まることは禁止。ここまで細かく制限してきたのは、やはり不要に外出している人がいるということなのであろう。これも違反した場合、高額の罰金または逮捕の対象となる。警察が介入できるという事態である。

またオーストラリアでは、諸外国同様に、経済面での救済処置をする予算の発表がいくつかされている。何よりも一番感動したのが、ドメスティックバイオレンスやメンタルヘルスへのサポート予算を発表。

この外出規制の措置の裏で、家に居なくてはならないストレスな状態がドメスティックバイオレンスを助長しているケースがあるため、この救済対応として予算に盛り込まれると発表された。弱者を守る対応が政府により早急に打ち出されることに、この国としての心強さを感じた。


お金には限度があるため、全ての人がハッピーになる救済はきっとありえない。でも本当に必要な人に、必要なものを与えられる世の中であってほしい。そしてそれを分け合える世界であってほしい。

毎日毎日、刻々と状況が変わる世界の今。
こんな未曾有の状態のために、色々な人が色々なことを権利という盾をもとに主張する。そのため、その人の真の人間性を垣間見てしまい落ち込むこともある。だけど人の温かさをより感じることもたくさんある。
温かく明るいほうを見つけてみよう。

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