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【読書記録】樺沢紫苑『学びを結果に変える アウトプット大全』

休職期間中、心身の調子も回復傾向にあったので少しずつ勉強を始めようと思った。
まずはどのように勉強したら良いかのノウハウから集めようと選択した本だ。
学ぶ上で、インプットよりもアウトプットが大切だというのは、何となく分かっている人も多いかと思う。私もそのうちの一人だった。
しかしこの本がその「何となく」を確証に変えてくれた。


個人的に為になったコンテンツ

①「Chapter2  17つながる」

人との関わり方、つながり方について考え直すきっかけになった。
「強い絆」を構築できるのは15人までだという。誰とでも仲良くすることが正義だと思われがちがだが、全くそうではない。

私個人について考えても、社会人3年目になった今でも年に何度か直接会う学生時代の友人や先輩後輩は、10人もいないくらい。家族や恋人、会社の人たちを含めて15人になるかなというところ。
困った時に頼れる人は、十分すぎるくらい身の周りにいるのだと思った。

本当に濃い関係で結ばれた人たちを大切にしていきたい。

②「Chapter3  37上手な文章を書く」

とにかく「インプット」「アウトプット」「フィードバック」のサイクルを回すことが大事。
たくさん読んでたくさん書く。これが最善かつ唯一の方法だ。

上手な文章を書くためには、もっともっと努力しなければならないと感じた。学生時代から文章を書くことは好きだが、インプット量を増やしている今では、自分の文章はなんて稚拙なのだろうと感じる。

noteを始めたのは、この「アウトプット」と「フィードバック」のためでもある。たくさん書いて、誰かに読んでもらいたい。
これが自身の成長につながるからだ。

③「Chapter4  72完成させる」

飽き性ゆえ、途中まで書いて下書き保存のままの記事が多数…。反省。
完璧主義気味であることも相まって、頭の中で書きたいことがしっかりまとまって納得がいかなければ進められない。

自分ができていないところ、痛いところを突かれたなというのがこの節を読んでの率直な感想だ。

まずはクオリティーを気にせず全量書いてみて、ブラッシュアップする作業を繰り返す。「直し」に時間をかけることが肝心で、より良い成果物にする為には不可欠である。

全体を通して

今日から実践できるアウトプット術がぎっしり詰まった一冊。

サクサク読めるので、時間のない方にもおすすめ。

筆者のアウトプット量の多さを感じられる文章も、この本の優れているポイントだ。読者を引き込むワードや根拠ある解説。誰よりも筆者がアウトプットを実践している。

本に書いてあること全てをやってみる必要はなく、自分にできそうなものから始めてみること、そしてそれを継続していくことが最も重要だと思う。

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