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「おうちにいたい」って思うこと、いっぱいあるよ

ふと、思い出したのです。

わたしにも、幼稚園や学校に行きたくない日がたくさんあったな、と。

昨日の朝は、次男が寝起きに

「きょう、ほーくえん(保育園)、ある?」。
「ぼく、ほーくえん、いかなーい」。


マイペースな次男は、お友だちとの遊びにあまり興味がありません。

自分の好きなことを友だちがやっていれば一緒に遊ぶのですが、
興味がなければ、友だちの輪には入らない。

そのさっぱりした感じが、頼もしくも微笑ましくもあるのですが。

「お友達が遊びたーいって待ってるよ」とか

「今日はみんなでどこの公園に行くのかな」など、

長男には通じた”保育園への誘い文句”が、まったく効きません。

自分の世界がある次男。

自分の自由になる、家での時間が好きなようです


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「行かないんだね。保育園に行かないで、どうしたいの?」

「ぼく、おうちにいたいの」

「おうちにいたいんだね。お母さんも、おうちにいたいとき、いっぱいあるよ。休みたいときもあるよね」。

・・・こう言って、急に思い出しました。


わたしにも、おうちにいたいって思ったこと、本当に、今までたくさんあったなと。

幼稚園でも、小学校でも、中学校でも、高校でも。大人になっても。

歯をくいしばって行ったり、
涙をためながら行ったり、
うつむきながら行ったこともあったな、と。

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「あのときがんばって行ってよかった」なんて、今は実は全然思いません。

疲れたら、休めばよかった。

我慢して、
閉じ込めてしまったもの、
狭めてしまったものが、
たくさんあるような気がしています。


「重たいものは手放そう」
「軽やかに、楽しめる方向へ行こう」
という思いを持っていると、不思議と縁と世界がひろがっていきます。

癒やされたいときに休むようにしていると、
かたくなった皮がすこしずつ剥がれ落ちていく
そんな感覚があります。

そんなことを感じていたら、
よけいに次男の思いをむげにはできず。

「ああ、わたしもおんなじだった」
「休みたいときもあるよね」と思うと、
駄々をこねている姿も愛おしくなります(笑

日常のなかで、子どもたちの要望を全てきくことは不可能ですが、
思いだけは受け止めたい。

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「・・・おうちで何をするの?」

「ブロックかな」

「ブロックなんだ。そういえば、昨日保育園でつくってたブロック、かっこよかったね〜。”ぐるぐる戦車”だっけ?」

「しょ(そ)ーだよ。・・・ねえ、ぼく、ほーくえん、いかなーい」

「じゃあさ、お母さんとずっと、こうやって寝てようか」 

くっついてしばらく寝ていると。
・・・・「おかあさん、もう起きよーよ。ぼく、おなかすいたよ」。


ほっとして起き、バタバタバタっと朝の支度。
「ほーくえん、いかない」と言うことなく、無事に出発しました。

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夕方迎えに行くと・・・、
「え〜〜、ぼく、UNOをもっとやりたかったのに!おかあさん、もっと遅く来て!

ああ、そのセリフ、最近お兄ちゃんも言ってたよ・・・、
と苦笑いしながら、やっぱりほっとするのでした。


休みたいときも、ありますよね。

いろんな事情で休めないことがあったとしても。

「休みたい」。

その気持ちだけは受け止めたい。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

最後までお読みいただきありがとうございます。いただいたサポートは、他のクリエイターさんへのサポート及び、息子たちとの”寄り道アイス”に使いたいです。