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”月が綺麗ですね”で想う共視の視点 #noteリレー 58

I love you. 
「わたしはあなたを愛しています」という
訳し方では なんとなくしっくりきません。

夏目漱石が
「我君を愛す」と訳した学生に
「日本人はそんなことを言わない。
“月が綺麗ですね”とでもしておきなさい」

と言ったという逸話。

わたしは“月が綺麗ですね”というフレーズを
思い出すたびに
あぁ、ひとりじゃないんだな、と
ふんわりとあたたかく 
やさしいものを感じるのです


リレーのバトンを受け取りました

小さくても確実なつながりが希望になる気がする、
と書いていらっしゃる
sakuさんのすてきな企画に
参加させていただいています

バトンを渡してくださったのはMapleさん。

わたしはMapleさんの音声配信の大ファンです。

ずっと聞いていたい心地よい声で
いきいきとお話されているので、
明るくハッピーな気持ちになれるんです
上の配信を聞いたあとは、やたらと
ハッピーハロウィーン!と言いたくなりました(笑

Mapleさんから頂いたお題は「パートナー」


「パートナー」というお題をいただいたときに
ふわっと浮かんだのが
冒頭のエピソードでした

”月が綺麗ですね”というとき
ふたりはきっと 月をともに見ながら 
心を合わせています

同じものを見つめ
ゆっくり歩を進めています


「パートナー」を岩波国語辞典で調べると
「相手。また、(事業などの)なかま。配偶者」。

相手、、、、かあ、、、、

なんとなくしっくりこないものを感じながら
さらに「相手」を引いてみますと・・・

①自分といっしょに物事をする人。相棒。仲間。
②物事をするとき、行為の対象となる人。先方。
③自分と対抗して物事を争う人。


これを見たとき、
あぁ そうか と膝を打ちました。

わたしが最初に「相手」に違和感があったのは
②や③の意味で使うイメージが強かったからです。

②・③は、「自分と対峙している人」という
印象を受けるのです
英語の I love you.で感じたのと同じ視点。

それに対して、①の「いっしょに」「仲間」は
「並んで同じモノを見ている」

という印象があります

同じモノ、同じ目標、同じ希望 を
ともに見つめ、
いっしょにいることを楽しんでいる

それは
"月が綺麗ですね”と同じ
「共視」の視点です

”月が綺麗ですね”というとき
ふたりは同じものを見ています

でも

もしかしたら、
ふたりの状況や考えていることは
違うかも
しれません

それでも 同じモノを見て
ともにいる場を 楽しみ愛や幸せを感じていると思うのです

日本人にとっては
愛は言葉にするものではなく
感じるものなのかもしれないな 
というふうに思います


子育てにおいても。

パパとママが 会話を重ね
ともに 子どもの健やかな未来を見つめ
それに向かって歩む過程を
ともに 楽しむことができたら。

家庭はきっとやさしい空気に包まれ
愛や幸せを感じることができると思います


親子の関係においても
対峙するのではなく
子どもの横に並ぶことを意識する

うまくいくことが多い気がしています

【ミッション1 歯磨き】
―― ●●は、口のなかはきれいがいい?
それとも汚くてもいい?

「きれいがいい」

―― じゃあお母さんは歯磨きの仕上げを頑張るね。
●●は何を頑張る?

「ぐじゅぐじゅ・ぺ」

―― あとは?

「お口を開ける〜」

とか。
(共通目標は「お口のなかをきれいにする」です)

【ミッション② お風呂上がり】

―― お母さんは一緒に絵本を読みたいと
思うんだけど ◯◯はどうしたい?

「読む読む!」

―― でも、もうすぐ読めなくなる時間だよ。
お母さんは自分のことを急いでやろうかな。
◯◯は、どうする?

「うーん、ぼくはまずパンツを履く! あはは〜」

―― そうだよね〜〜

とか。
(共通目標は「絵本を読むために
約束の時間に間に合わせる」です)


互いが同じことをし、
同じことを頑張る必要はありません

同じように考える必要もないし
分かり合う必要ももしかしたら無いかもしれません

必要なのは
互いへの愛情や信頼を土台として
互いに 自分ができることに気づきながら
共通目標を見つめ ともに楽しむこと

親子の関係も
夫婦の関係も
仕事でも 友だちでも
そういうパートナーシップを結べたら
あたたかい絆が育まれていくと思うのです

わたしがいま楽しんでいる事業である
「パパ力検定」という名のクイズコンテンツ。

子育ての知識を楽しく得ていただくことと
夫婦のパートナーシップを築く一助に、
ということを願って制作しています。

知識が増えれば「できること」が増えます

パパとママがお互いに「できること」で
支え合い 余裕が生まれると
子どもたちはきっとのびのび育ちます

個性豊かなこどもたちが 
のびのびと幸せを感じながら
生きていける世界を
多くの方とともに見つめて
歩んでいきたいです 

※現在はテスト配信中です↓ 
いろいろ試して機能の研究をしています。

そしてバトンを渡したいのは・・・

パパ力検定を応援してくれていて、
コンテンツのなかの「先輩パパからの手紙」
というミニコラムにも寄稿してくださっている
兼業主夫パパさんです!

兼業主夫パパさんの記事で
わたしが好きな記事はこちら。

響く言葉がたくさんあります!

兼業主夫パパさんへのお題は「ワークとライフ」
でお願いしたいと思います。


最後まで読んでくださりありがとうございました。

すてきな日曜日をお過ごしください。

最後までお読みいただきありがとうございます。いただいたサポートは、他のクリエイターさんへのサポート及び、息子たちとの”寄り道アイス”に使いたいです。