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もともとやさしい響きをもっている

言葉の響きについて、考えることがあるのです。

やさしい話し方をする人は
纏う雰囲気もやさしく見え

とげとげしい話し方をする人は
寄せ付けない人なんだと感じさせ

快活に話す人には
パワーを感じる

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中国人で日本に長く住んでいる方と
以前、こんな会話をしました。

「日本語と中国語では、
声の出し方が全然違うのよね」

ーーそうですね。中国語の発音は、難しく感じます。

「中国語を話すときには、あごがよく動くでしょ。
でも、日本語を話すときには
あんまり動かさなくていいみたい。」

ーーえ??

「わたしが学生のときにね、
日本語の発声試験があって。中国語の感覚で
一語一語”あ・い・う・え・お”と発音するよりも
口の先だけを動かすような感じで
一気にやさしく、
ささやくように"あいうえお”って
言ったほうが、高得点だったの!」

「日本語って話すだけで
やさしい気持ちになれるのよね」


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子育てをしていても
直面する言葉の響き。

イライラしているときには
発声も鋭くなり

幸せを感じているときには
やさしい声になる。

・・・もしかしたら
その逆も言えるかもしれません。

怒鳴り声を上げれば
イライラが増し

やさしく話しかければ
あったかい気持ちになる。

言葉の響きや音量をチューニングすることで
感情のコントロールも可能だと考えてみる



負の感情でいっぱいになって
もうどうしようもないってときには
自分が発声する言葉の「音」「響き」に
意識を向けてみると
そんな状況から抜け出せるのかもしれません

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「こわい声になってるよ」
「やさしく言ってほしいなー」
「❍❍(弟)にそんなにこわい声で言っても
言うこと聞いてくれないんじゃない?」

わたしがよくこういう言葉をかけるからか
子どもたちも声音に敏感です

「お母さん、なんで怖い声になってるの」
「お母さん、怒った声になってるよ」

そう言われるとハッとして

「あ、ほんとだ。はまってた!」

と、ふっと緩む自分がいます。

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日本語は、もともとやさしい響きをもった言語。


言葉の内容だけではなく
たまに 自分が出す
「音」にも意識を向けてみる

・・・・・

「お母さん! それ持ってきて!!」

次男(4歳)にえらそうに言われたので

「こわい声で言うなら、
お母さん、❍❍の言うこと聞かなーい」


と、プイッとしてみると、
ニヤリと笑って、かわいく「持ってきて♡」

かわいさにやられて、
わたしもついつい
「はい、どうぞ♡」

声音って武器にもなりますね(笑


最後まで読んでくださりありがとうございました。
やさしい「音」にたくさん触れられる一日になりますように。



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