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弱肉強食に関する長男の考察

sachiです。
今回は、長男の発想を記録したくて書く記事です。

弱肉強食の瞬間

昨日、公園に散歩に行ったところ、大きな池があり、そこで子どもの手のひらサイズの子ガメを発見しました。
よちよち陸に上ってきたと思って見ていたら、続けて子ガメがもう1匹。
2匹が仲良くひなたぼっこしていたのでした。

その様子を、「かわいいね〜〜」と言いながら子どもたちと愛でていたところ。

「あ! でかいカエルがいる!」と、夫の一言。

浮草の下に隠れたカエル。え!どこ? と探していると、スーッと近くに目がのぞきました。

その目は、子ガメたちを凝視。
子ガメたちもカエルに気付いて目を向けたかのように思えました。

あ。 

すべての動きが止まったかのように思えたその瞬間。

カエルが子ガメたちに飛びつき、すぐに反転して水中へ。


何が起こった?! とあっけにとられて見ると、子ガメたちがいない。

た、食べられた?! 2匹同時に!?


それを見てしまった子どもたちもオロオロ。

「カメさんたちどこに行ったの?」
「飲み込まれて、連れていかれた?」
「食べられたの?」
「食べられてないよ! 連れていかれちゃったけど、お水のなかで遊ぶんだと思うよ」(次男)
「甲羅ごと食べちゃうの? 硬くない?」
「子ガメの甲羅はやわらかいんじゃないの?」
などなど、しばらくはその話題でもちきり。

と、突然3歳の次男が泣き出しました。
「カメさんたちかわいそう〜〜」。余程ショックだったようです。

この話題は翌日にまで持ち越し、「弱肉強食」という言葉が出てきました。

トップに君臨するのは?

本日の長男(年長)との話題は、「弱肉強食のトップは誰だと思うか」。

長男「うーーん。へびかな」

「確かに、へびはカエルを食べるみたいだよね。でも、鳥とかほかの動物がヘビを食べるんじゃない?」

長男「ああ、じゃあ、カラスかな。」

「え! カラス? ・・・たしかに、カラスを食べるっていうのは、お母さんもよく知らない・・・。うーーん、じゃあ、動物では何?」

長男「動物では・・・ねこかな! だって、ねずみとかゴキブリをとるでしょう?」

「うん、とるね。でも、ねこは小さいよね。もしもだけど、サバンナとかジャングルとか、大きい動物がいる場所に行ったら、食べられちゃうんじゃない?」

長男「そっか。それじゃあ、ぼくは思うんだけど、もう絶滅してるけどさ、知ってる? サーベルタイガーだよ!」

「サーベルタイガー!? あの、牙が大きいアレ?」

長男「そうだよ。一番強いはずだよ」

「強いだろうね・・・。でもサーベルタイガーなんて、どこで知ったの?」

長男「それは、ドラえもんの奇跡の島だよ(「映画ドラえもんのび太と奇跡の島」)。ドードー鳥とか、いたでしょ」


ドラえもんの映画が、長男の知識と想像力を拡げてくれていることに感謝
しつつ、長男との一連の会話のなかで、「食物連鎖の頂点といえば人間」という発想しか持たない自分の小ささを恥じたのでした。

親の価値観を子どもに押し付けるのはつまらないことだと思うようにしています。
さえぎらなければ、子どもの発想は本当にどこまでも自由です。

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