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沖縄の配送より、東京の配送のほうが遅い理由

沖縄はアマゾンの配送が遅いか、もしくは、配送対象外です。特に北部ともなると、季節がめぐったころに、到着します。離島など、アマゾンにとっては、足を踏み入れたことのない未開の地に違いありません。アマゾンはそっちなのに。

沖縄の、特に北部の情報はほとんどネットに出ていません。ホームページのお問い合わせ? あんなものは飾りです。返事など来ません。電話で確認が確実です。まあ、めったに出ませんけど。営業時間? 店主の気まぐれです。

沖縄北部の私の家に、飲食店の配送に関するチラシが入っていました。やった、配達があるのかな💓

「配送、やめました」

事後報告かーい。

沖縄の人にとっては、ウーバー? 出前館? 何それ、おいしいの、状態。おいしいですけどね。

沖縄で事業開発。事務手続きのためにあちこち電話しましたが、ちょっと何言ってるかよくわからない。的を射た説明なぞ一切返ってこなくて、むしろ楽しくなる。

沖縄で経営相談。事業や専門用語の説明にほとんどの時間を費やし、しまいには沖縄のユタ(霊媒師)の話になって、なぜか楽しくなる。



そろそろ、沖縄県民に袋叩きにされそうなので、このへんでやめときます。


ウーバー。出前館。
東京では、たまに頼みます。少々お高くても、おいしい料理を運んでくださる、そこにはお金を払う価値がある! 洗練されつくした、素晴らしいシステムです。

でも、配達予想から10分くらい遅れると、あれ? まだ? と思ってしまいます。スマホを見ると、SMSでちゃんと「遅れます」という連絡もきている。スマホ画面のデリバリー位置確認。なるほど、いまこういう進捗なのね。

進捗を知らせる画面は、ユーザーに「何もしてないわけじゃないですよ、進捗はしてるんですよ」ということを伝えるために、作られたものだという。待ってるだけで進捗がわからないと、「いったいどうなっているのか」と思ってしまう、分刻み秒刻みで行動している現代人にとって、これは耐えられない。そしてクレームが発生する。店はクレーム対応で余計遅れる。よって、あの進捗画面が、心的負担緩和、クレーム防止に大いに役立っているのだという。


東京にいて、東京のスピードで生活していると、配送は早いのに、遅いです。

沖縄で、沖縄のスピードで生活していると、配送はまってれば、そのうち来ます。

物理的な配送時間は東京が圧倒しています。これは地理や人口の問題だけではありません。スピード、効率などの仕組みが洗練されているからです。それによる一時的な満足はある。

でも、そういうシステムの中でいきるという事は、サービス提供を受ける時だけでなく、全てがスピードと効率を求められる社会の中で暮らすということ。

心理的負担が圧倒的に低いのは、沖縄です。「そのうち来るでしょ、忘れてたら笑いましょうねえ」がデフォルトになっているからです。配送が遅いのは沖縄なのに、東京のほうが、配送が遅い、と人に思わせる文化になっています。だから、スピードや効率という特性を持ち合わせていない人は、生きづらくなります。そういう人の価値発揮の場を、奪います。一定数の生きづらさを確実に生み出します。

スピードや効率は行き過ぎると、人の心を壊します。人間らしくあれるのは、沖縄です。


沖縄のみなさま、巻き返しました!


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