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2021年、そごう・西武の広告が希望を告げて始まった。

昨年の新聞広告「さ、ひっくり返そう」は、とにかく目からウロコな仕掛けでした。今年一番楽しみにしていた正月広告もやっぱり、そごう・西武の広告でした。

大きく一歩を踏み出すための正月広告

Twitterのタイムラインに流れてきた新聞広告。画像が大きくなかったので、「え?」が最初の印象。ただ、よくよく読むと「おおぉ、なるほど」となりました。

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「百貨店が売っていたのは、希望でした。」

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史上最高難易度と言われていた2020年クリスマス、そして2021年お正月。
「何をつたえるか?」「どうつたえるのか?」

パルコのクリスマス、そしてこのそごう・西武のお正月。
現状をただ感傷的につたえるのではなく、いま日本に住む我々は、「よくがんばった」と自分を褒め、そして2020年に積み重ねてきた「希望」に、2021年の明るい未来を重ねてみる。

この動画もすごくいいです。好きです。
※ぜひ、スマホで見てください。没入できます。

去年つくった採用動画のコンセプトは、同じ業種の人たちが自らの仕事を「誇れる仕事」と感じられるもの、そしてその企業で働く人たちの「プライド・使命感」も同時につたえるものとして、コンセプトを考えました。
働くひとの「想い」「誇り」「使命感」って、意識してつたえようとしないと、なかなか外からは見えないんですよね。


そごう・西武がつたえたかったこと

昨年はコロナ下でお客さまはもちろん、私たち従業員もさまざまな制約や不安を強いられた1年でした。しかしながらお客さまは、日々の生活を少しでも明るく楽しいものにするため、ご自分らしくさまざまな工夫をされ、制約のない自由な生活が戻ってくることを思い描きながら、百貨店でお買い物をされました。レシートに記載されたお買い物の記録はお客さまのそうした「希望」を象徴するものであると考え、今回私たちはレシートをメッセージに使用しました。コロナ下で制約がある中でも、自分たちの仕事を通じ、お客さまお一人お一人の希望を叶えるお手伝いをしたい。そうした私どもそごう・西武の思いを表したメッセージでもあります。

引用:株式会社そごう・西武 Press Release

Twitterでいつもチェックしている久利さんの投稿。川口そごう閉店のメッセージも素敵でした。


2020年と2019年西武そごうの正月広告


2020年、一番好きなオウンドメディア

ちなみに、この広告を作った会社はたまたまなんですが、去年一番好きだったオウンドメディアも作ってらっしゃったようで、知ったときは鳥肌たちました。

ムーンスターのこのオウンドメディアは、手触りや人の息づかい、体温がつたわるようで、ブランドとユーザーの幸せな関係を見せるのに、とても理想的だなぁと思いました。

丁寧で実直なブランドのイメージがつたわるようなブランドメッセージや各コンテンツの文章、一番グッときたのは、ユーザーが実際に長年使ってきた靴を汚れも含めて、いろんな角度から撮影した写真。

本当にサイトの端々につかわれている言葉にも、ひとつひとつ目を配らせた箇所が沢山見えて、居心地がいいオウンドメディアだと感じました。次買う靴も速攻決めてしまいました(笑)


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