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なぜ飲食の世界に足を踏み入れたのか? Part2

前回の続きでございます。

そう。FIRE HOUSEでハンバーガーを食べた帰りには友達とハンバーガー屋さん、いっしょにやろうよ!そんなノリになっていたのです。

実はもっと子どもの時、近所の街のパン屋さんで〜あんぱん、カレーパン、クリームパン、チョココロネ、みたいなのが並ぶ内容が昭和のお店が地元にありました。そこでなんでか忘れたけどパン焼き体験させてもらって。焼きたてのあんぱんと揚げたてのカレーパンが、まぁー美味しい!!パン屋さんになれば毎日こんなうまいパンが食えるってことで店主に「パン屋になる!」そう言ったんです、単純明快動機(笑)そこのおじさまが程なくしてパン屋を閉めると悲しいお知らせがありました。それと同時にオーブンやら発酵機、全てあげるよと粋なお言葉。小学生低学年の僕に機材を無償で譲ってくれようとしたのです。ありえないオファーに圭介少年は心を踊らせましたが、さすがに現実的ではなく、お断りしました(泣)

話が逸れましたが中学を卒業する頃には各界にすでにおり、卒業式をする前には玉ノ井部屋に入門しておりました。ここにも家族とのやりとりがたくさんあったのですが、とりあえず先に進みます。力士になってから13年目の時、左膝を大怪我してしまいました。引退を考えるような怪我だったんです。

長い治療期間の間に車の免許を取りに行かせてもらって(←特別です)引退後の職をどうするのか考えました。その時はどう考えても飲食しか浮かんでこなかったんですよ。それもハンバーガー屋さん、それかちらっと居酒屋。その時期は朝稽古の時かるーく運動して、夕方はリハビリ。稽古も満足にできないのでちゃんこ番をメインでやるようになりました。元々料理作るのも食べるのも好きで、その頃はよくバンズにできそうなパンを買ってきてハンバーガーを部屋で作ってみたりしてました(笑)

そしてその頃にベルギーで番組を持っているJeroen Meusさんというシェフの方が玉ノ井部屋に撮影にきてまして。けっこう長いこと密着で撮影をしていたんですけど、お礼にベルギーのフリッツ(フライドポテト)とムール貝の白ワイン蒸しを作っていただけると!日本でいう白米に味噌汁らしいんですけど、、、ごめんなさい。
いくらベルギーの主食とはいえマクドナルドのポテトのほうがうまいだろうなーとナメてました。これね、あっさりひっくり返されたんですよ。綺麗な上手投げでした(笑)っちゃくちゃ美味しくて、さらに冷めてもうまい!!!この時結びついてしまったんです。

「美味いハンバーガーの横にこのポテトがあったら完璧だ。。。」

こりゃーもう、やるしかない!ていうか、それがやりたい!!
力士である奴がこんなこと思うのはちょいと、お恥ずかしいのですが(←ここ後に詳しくいきますw)初めて強く願う"夢"が生まれました。中学生の時にくすぶり出していたやつで、怪我した直後はハンバーガー屋さんやりたいかも?ハンバーガー屋さんで働いてみるか?ぐらいの思いが、自分の考えるハンバーガーとこれほど美味いポテトじゃなきゃダメだ!これを色んな人に食べてもらいたい!美味しいという感動を伝いたい!に変わった瞬間でした。

とんでもない怪我をして人生が一変したけど、こんなタイミングで出会いがあり、夢が生まれました。色んな場所で色んな時間が流れている、おもしろいです。
僕は自身のお店を開業するために飲食の世界に飛び込みました。
コロナの世の中になり、また色々と考えるけどやっぱりこの夢は簡単には捨てられないようです。がんばるぞー!

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