Clubhouseで使えるMCテクニック3選
声を仕事にしています
【現役フリーアナウンサー 幸あれこ】です。
今日はいま話題のSNS「Clubhouse(クラブハウス)」における【MC(場回し)テクニック】についてお話しします。
Clubhouseといえば、招待制のSNSで「音声版Twitter」とも言われています。
そうなんです。
本当に音声のみのコミュニケーションなんですね。
テーマを決めて誰かがroom(部屋)を立ち上げて
そこに聞き手が集まるわけですが
フリートーク、ビジネス、友達探しなど
これは本当にいろんな使い方ができて可能性も未知数。
すごいプラットフォーム!
基本的にはroom(部屋)を立ち上げて
「話し手」「ゲスト」「オーディエンス」
というオンライン上の音声イベントができあがってます。
さあ!そこで、必要になてくるのが「MC(場回し)」のテクニック。
そのroomを立ち上げた人、もしくはゲストの立場の人にも必要な「場回し」
これがあると、話し手じゃなくてもその場に欲しい人材になれるんですね。
そこで、今回は特にClubhouseで使える「MC(場回し)テクニック」を3つご紹介していきます。
① 全体をつかんでおく
イベントなどでは「3つの全体」をつかんでおくと、場を回しやすいです。
・全体の流れ
・全体の時間
・全体の話し手のバランス
★「全体の流れ」
=その場の主旨と大まかな流れ
まずはこれをつかんでいないと、テーマから脱線し放題で
『あれ?これは何の時間だったんだろう』ということになってしまいます。
たとえば、そのroomのテーマが「最新のビジネストレンドについて」だったら
それを軸に話を展開するのがもちろん望ましいですね。
そのテーマを踏まえた上で、話を聞き出していきましょう。
★「全体の時間」
そのroomに制限時間を設けられているかもポイントになってきます。
たとえば時間を30分と決めていたら(テーマ、主旨にもよりますが)
オープニング5 分
メイン 20分
エンディング 5分
など大まかに時間区分を決めておくと、尺の調整がしやすくなります。
★「全体の話し手のバランス」 =それぞれのスピーカー(話し手)の持ち時間と内容のバランス
たとえば、時間がたっぷりあるのにもかかわらず
一人がテーマからズレたことをダラダラ話してその時間が終わってしまったら
その場にいる人たちの満足度は減ってしまいますよね。
だからこそ、場を回している人が話題をテーマ(軸)に戻してあげることが必要です。
このときのテクニックとしては
「相手の話」と「テーマ」の共通点をつなげて質問する
というやり方です。
たとえば、テーマが「好きな映画について」なのに
話し手が永遠に「最近ハマったスイーツの話」をしていたら・・・
(あくまで例です。笑)
話し手「あのクレープは本当においしんですよね〜
昔から好きでデザートはやっぱり別腹ですよね」
このときのテーマと話し手の内容の共通点(キーワード)としては
・いい意味で感情をかきたててくれるもの
・昔から好き
・別腹
だから軸に戻す質問としては
「しあわせな気持ちにさせてくれますもんね!そしたら今日はそのクレープくらいお気に入りの映画教えてくださいよ!」
「昔からずっとお好きなんですね!今日のテーマは「映画」ですけど、昔からずっと好きな映画とかあるんですか?」
「別腹わかります!笑 あれって、好きなものってどれだけでもいけちゃいますよね〜そしたら今までで何回見ても飽きない別腹な映画とかありました?」
このように
共通点を差し込むことで、流れで聞くことになるので自然にテーマに戻すことができるわけです。
そこをコントロールしていけると、時間の調整にもつながります!
以上がMC(場回し)に必要な「3つの全体」でした。
おそらくこの3つの中では
「全体の話し手のバランス」のコントロールが1番むずかしいと思います。笑
なぜなら、話し手としての主導権が自分ではない誰かが持っているからです。
わたしも、本業ではインタビューのお仕事などでゲストをお迎えすることがありますが
「話し方」「スピード」「心構え」も人それぞれだからこそむずかしいです。
思ったようにいかないのが生の会話の醍醐味でもありますが、
ときに必要な「相手の話を途中でぶった斬る」というアクション!
この具体的なテクニックは最後の③でこっそりお伝えしましょう。笑
② わかりやすく名指しする
音声だからこそ「今から話してほしい人」を名指ししないと、誰が喋るかみんなが迷うことになります。
「○○さん!よろしくお願いします」
としっかり名指しすることで
その人は話し出しやすくなり、他の人には暗に「今は話さないでね」ということを伝えられます。
もちろん雑談風であれば、その場の雰囲気にまかせて自由に話すのもありですが
しっかり回していくのでしたら「名指し」はマストですね。
③ 長い話を切り上げてもらう
さて、場を回してて「相手の話を切り上げてもらうこと」ほど心を消耗することはありません。
今からご紹介するテクニックはわたしも仕事で実際に使っているテクニックですので
・・・・本当なら言いたくない内容です。笑
でも、これを読んでくださっているあなたへのプレゼント!
「ここだけの話」としてご査収ください。笑
長い話を切り上げてもらう方法を3つお伝えしますね。
とにかく長い話を切り上げてもらうには相手のちょっとした息継ぎのすきまにコメントを入れ込むのが基本です。
どうぞ相手が息を吸う瞬間を見逃さないでください。笑
⑴「ありがとうございます」
すきまを見つけたら「ありがとうございます」を差し込みましょう。
感謝のことば「ありがとうございます」を言われてイヤな気持ちになる人はいません。
そのあとは「お時間が迫っていること」「他の人にも話してもらう必要があること」をそれとなくお伝えすればOKです。
それから「ありがとう」をまず伝えて、その人の熱量が半端ないからこそ
「別の機会にたっぷり聞かせてもらいたい」という旨をお伝えするのもいいですね!
⑵「○○さんはどうですか?」
「そうだ!それに関しては、○○さんも関わってますよね?」
という感じでサクッと話し手のチェンジをうながす方法です。
このコメントを入れるだけで、話し手も〇〇さんも察してくれるはずです。笑
⑶「一つだけ教えてください」
あらかじめ、話し手にバトンを渡す前に
「お1人1分くらいで話していただきましょうか」
と伝えておくと、短く話すという意識が高まります。
また『特にこの人は話すのが大好きだから長くなりそうだな』と予感がしたら、笑
事前に「いっぱい聞きたいですが、ひとつだけ教えてください」「簡単に教えていただけますか?」
など簡潔にまとめてもらえるようにうながしましょう。
これは繊細さんであればあるほど、心が痛みます。
本当なら気持ちよく話してもらいたいものです。
ただ基本的には、この長い話をきりあげなくてはならない原因は「有限な時間」なのです。
自分のせいでも、相手でもない。
時間に限りがあるせいなのです。
時間のせいだというマインドで、心を鬼にして切り上げてみてください。笑
【Clubhouseで快適に使えるおすすめアイテム】
音声配信を含め、Clubhouseを活用していると
「自分の声を届ける」「相手の声を聴く」ための道具の大切さを強く感じます。
わたしはAppleのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」を使っています。
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とにかく「ノイズキャンセルの機能」がめちゃめちゃいいです!!
まわりの雑音、環境音をほとんど気にならないレベルまで低減してくれるんです。
雑音による聞き逃しのなくなりますし、街中や周りがさわがしい場所で音声コンテンツを聴くときのストレスがなくなるのは本当に大きいです。
つまり
好きな声を最高にいい状態で、聞きやすい形で聴くことができる
さらに発声すると、音声を検知するセンサーが認識してくれて
周囲のノイズを取り除きながら声だけをクリアに拾うことができるので
イヤホンつけたまま、Clubhouseを使いこなせる!
控えめに言って最高!!
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さらに、音声のSNSをするうえで「声のコンディション」をととのえていくのも大切ですね。
声があなたの印象になるからです。
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