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だいたい5分程度でわかるジロデイタリア観戦レポート Stage19

Stand.fmでお喋りしたことを
こちらにもテキストでアップしてみます。
喋りでほんの少し違うものになったりもしていますが
アーカイブとして残しておきます。

こんばんにちは。
オーディオコント製作チームゲスラジの腹黒担当さちあきです。
この番組はロードレース観戦が大好きなさちあきが、レースを見たあとの暑苦しい気持ちをお伝えする番組です。

今日はジロデイタリアのステージ19。
アッビアーテグラッソからアルぺ・ディ・メーラへ向かう176kmのレースは、少しレイアウトが変更となって166kmのコースとなりました。難易度は気持ち下がったそうですよ。
レイアウト的には1/3はゆるめの上り基調で始まり、1級のモタローネを超えてからはタマヒュンもののダウンヒルを皮切りにアップダウンが激しくなり、山頂ゴールでフィニッシュという、マリアローザ争奪戦が面白いことになりそうな予感がプンプンするヤーツでした!

しかしあれですね、鬼牽きするために頑張り続けていたガンナが今日はお仕事から解放されていたこともあって、めちゃくちゃはっちゃけていたのですけれど、集団の中にいると体のデカさに驚きますね。常に先頭にいるから気づかなかったけれど、調べてみたら193cmですって!そりゃ彼の後ろにいたら無風に近かったのだろうなぁ〜などと妄想しちゃいました。

そんな比較的にこやかな走りでいたのですが、つづら折りで道幅が狭くなってきた残り51kmあたりで落車が発生。この時の落車が響いてブランビッラがリタイアとなってしまいました。
落車でのリタイアはとても寂しいものです。チッコーネも去ってしまっているしトレック・セガフレードにとって災難続きですね。

そして最後まで逃げ続けていたマーク・クリスティアンが吸収されると、いよいよ残り6.8kmから最終決戦ののろしが上がりました。アルメイダが解き放たれてから、次にサイモン・イエーツが満を持して加速します。ベルナルはタイムに余裕があると、しばらくはついていかず一定のペースでチームメイトと淡々と昇り続けます。
しかし、イエーツがアルメイダもパスして独走に入ると、それと同時ぐらいにチームメイトのカストロビエホも置いてベルナルがアルメイダグループに追いつき、そこからもう一枚、チームメイトのダニエル・マルティネス(あの後ろを振り向きながら応援しまくってくれたキュンアシストさんですよ!)も剥がして、残り2.5kmからはサイモン・イエーツを猛追します。

休息日明けの失速を見ていただけに、ベルナルの調子は3週目から悪いのか?と感じたのが嘘のようで、最終的にはアルメイダにも置いていかれたものの、バッチリ3位ゴールを決めてくれました!

そして1位といえば、もうただただ独走する足の強さにサイモン・イエーツの快調さを見せつけられました!
ラストの上りは10〜12%の勾配のはずなのに、坂だと感じさせない軽いペダリングに恐れ慄きましたよ。
最後はアルメイダに少し追いつかれそうになりつつも、後ろを振り返ってからの綺麗なダンシングは素晴らしかったです。ジャージも閉めてゴールできましたしね!
ベルナルへと27秒差を詰めたそうですよ!

さて、明日は標高2000m超えの山の中で2つの峠を乗り越えてからの山頂ゴール。
地味にカルーゾもキチッと2位キープで仕事しているので上位がこのまま定着するのか、はたまたシャッフルが起こるのか、運命の分かれ道となりそうです。それではまた、チャオ。

総合:エガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)
ポイント賞:ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
山岳賞:ジョフリー・ブシャール(アージェードゥゼール・シトロエン チーム)
新人賞:エガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)

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