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Audible(オーディブル)使ってみた

長いことKindle Unlimitedを愛用していたのだが、忙しくてほとんど読めない月が続き、ついに解約した。そもそも電子書籍化されていなくて紙の本で購入した資料的な本が、すごい冊数積んであるのだ。それを読むのが先だろう、と我に返ったのだ。

私が読みたいと思う本は大きく3種類に分かれる。仕事の資料、または学ぶための本。雑学だったり、生活の中で役に立つような実用書。そして小説だ。(マンガも入れたら4種類だ。)
元々無類の活字中毒で、手当たり次第に興味を持ったものを読んできた私は、興味を持ったものをすべて購入してしまうと財布がもたないし、もったとしても収納スペースが足りな過ぎる。足りないどころか、重みで家が傾くかもしれない。だからいつの頃からか、図書館等をできるだけ活用し、3度4度と繰り返し読むほど気に入った本だけ購入するようになった。

ところが今は電子書籍という便利なものがある。収納場所は気にしなくていい。最初は嬉しくて、結構簡単に購入していた。紙の本より少し安くなっているし、ポイントがたまったり、セールになっていたりするので、ついついまとめ買いしてしまったりした。
しかし現代は自宅で楽しめるコンテンツが溢れている。本も読みたいが映画も観たい。YouTubeも観たいしオンラインライブも観たい。その結果、積読に拍車がかかることになってしまった。

それでずっと気になっていたのがAudibleだ。これなら運転しながら、家事をしながら、いろいろなタイミングで読む(聴く)ことができる。しかし、活字中毒の私には抵抗があった。映画などの映像コンテンツには映像の良さがある。書籍は活字からイメージに変換されていく感覚の何とも言えない楽しさがある。Audibleは朗読だ。活字で楽しむために書かれた本を、朗読で楽しめるのだろうか。

しかし、いよいよ積み上げてある本の山と、読みたくて我慢している小説たちの数とに負けた。読まなかったら増える一方なのだ。新刊情報はついチェックしてしまうし、勉強だってしたいのだから。

結果としてAudible、導入して本当によかったと思う。使い始めて数日で、読みたかった長編小説を1冊聴き終えた。朗読もなかなかよい。音声からイメージに変換されていく感じも、活字に負けず劣らず楽しい。そして何より、いろいろな家事や用事をする億劫さが減った。本を読む(聴く)ついでに用事をしている感覚なのだ。

音声からイメージへの変換が楽しいと思えるかどうかは個人差があると思うが、私は忙しい人に、特に車社会の地方在住の人には本当におすすめのアプリだと思う。長年、公共交通機関が使える地域に住んでいる人がうらやましい理由上位が『移動中に本を読めること』だった私には、本当に嬉しいことだ。

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