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何はなくとも股関節ほぐし

乳がんの手術をする前、4年ほど自力整体の教室に通っていた時に学んだこと。

『とにかく股関節を柔らかく保つ』

他にもたくさんのことを学んだが、これだけは肝に銘じて気をつけなければと思ってきた。

この文章を書こうと思い立ち、少し検索してみたら出てくる出てくる… 様々な分野の有識者の方々が、口をそろえて『股関節を柔らかく』『股関節のストレッチが大事』とおっしゃっている。ということはやはり、これは色々な角度から見ての共通認識なのだろう。

肝に銘じてはきたのだが、実は今、あまり柔らかく保てていない状態だ。ちょこちょこと股関節を動かすようにはしていたのだが、やはり在宅であまり動かないでいると、日常の動作の中で股関節を動かす機会自体が少ないのだそうだ。そうすると、少しぐらい体操やストレッチでほぐそうとしても、そもそも動かしていないから、少しずつ可動域が狭まっていってしまう。

その結果、てきめんに不調として出てくるのは、私の場合は腰だ。もともと腰椎椎間板が一部つぶれているところがあり、腰痛が出やすい体ではある。そこに動かないことによる腹筋・背筋の筋力低下。そして、股関節が硬くなることにより腸腰筋(上半身と下半身をつなぐ筋肉)が硬くなる。そうすると引っ張られて腰椎の反りが強くなり、腰痛の引き金になる。
また、腸腰筋が硬くなると大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)に引っ張られて膝の皿の周りの靭帯も緊張し、膝痛にもつながるのだそうだ。

もう少ししっかり意識して、股関節を動かさなければ。そう思ったきっかけが、先日コンサートに行った際に、ずっと同じ姿勢で座っていたら腰が辛く感じたからだ。確かに普段はちょこちょこ立ったり座ったりするし、腰に違和感を感じれば少し伸ばしたりもするので、それで緩めているのだろう。ここの所、自宅でのPC仕事が多かったので、それも響いているかもしれない。

先日ひとつ齢を重ねて、ますます充実した日々にしたいと思ったところだが、体は確実に古くなっていくわけで、そこはますます気を遣って行かなければいけないのだなと改めて感じている。
ちなみにストレッチする時は、ぐ―――っと伸ばすより、揺らすようにして少しずつほぐす、感覚的には緩める、というほうがいいらしい。急に伸ばすと傷めてしまうので、この感覚を頭に置いておくのはお勧めだ。

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