見出し画像

なんでもない日おめでとう

ウォルト・ディズニー・ジャパンが、長崎に原爆が落とされた日である2015年8月9日に『なんでもない日おめでとう』とツイートして、大炎上したことがあるそうだ。

この、「なんでもない日おめでとう」は、ディズニー映画の『不思議の国のアリス』の中に出てくる”Unbirthday Party”のシーンの中で歌われる"A Very Merry Unbirthday To You"の日本語訳なのだが、何でもない日、というよりは、お誕生日以外の日、なのだ。365日のうち1日だけある誕生日(Birthday)は盛大に祝うが、それ以外の日(Unbirthday)も幸せに過ごそう、という感じに読み取れる。

原文がどうであれ、日本語としてツイートするのにふさわしいタイミングだったかというと、ちょっと配慮に欠けていたように思う。ただ、タイミングが問題だったわけで、私はこの言葉が結構好きだ。

私は、幸せに生きるコツとして、
①既に持っているものに目を向ける
②小さな幸せを見逃さない
を実践している。
このうち①については別の機会に書くとして、②は「なんでもない日おめでとう」に近い感覚だ。

なんでもない日、とは、何もしない日、何もない日、ということではないと思う。誕生日のように特別な日ではないけれど、なにかしらの出来事でMerry(陽気でにぎやかな感じの『楽しい』の意)な日として過ごす。Unbirthday、つまりBirthday以外の364日のどの日でも、なんなら毎日でもいいのだ。それはわざわざ作るのではなくて、そのような瞬間を見逃さないことだと思う。

今日はなんでもない日だった。好きな音楽を聴いて、興味ある本を読んで、美味しい料理を作って食べて、家族や友達と笑って、まさに"Very Merry Unbirthday"だった。幸せだ!
あなたにも。

A Very Merry Unbirthday To You!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?