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夏休みといえば?

用事の前に、娘とショッピングモールでランチを取ろうということになった。用事に間に合うように時間を逆算しようとして、ふと考えた。
「今日は平日だけど、夏休みに入ってる?まだかな?」

こちらでは、20日前後に夏休みに入ることが多いように思う。海の日の3連休の後、少しだけ学校に行かなければならない。どうせなら連休にしちゃえばいいのに~と、子どもたちはよく言っている。
ということで今日はまだ夏休みではないから、ショッピングモールも空いていた。嵐の前の静けさだ。

ふと、娘に聞いてみた。
「夏休みって、どんな過ごし方してた?どんなイメージ?」

娘が小学生の頃、私は会社勤めをしていた。企業の経理部にいたので、忙しい日や時期は決まっていたからスケジュールは立てやすく、家のことや子供のこととの調整はしやすかったが、その代わり忙しい時は深夜でもなんでも、とにかく終わるまでやらねばならない。夫も忙しかったが、自営業で自宅で仕事をしているので、長期休みは夫と義両親頼みだった。正直、夏休みの記憶もあまり定かではない。

娘の答えは
「宿題やだなーってイメージ(笑) 小学生の頃は近所の友達と結構遊んでたよ、学校のプールに行ったり。あと夏期講習とかピアノのレッスン。中学は運動会や文化祭に向けて作品制作だったなぁ。(美術部だったので)」
確かに小学校の夏休みの宿題は、結構面倒くさい。親の手伝いありきのものもある。そういえば毎年夏休みが始まると、私の助けが必要なものはどれか、それをいつやるか、と計画を立てていたっけ。そうだった、私も娘が夏休みに入ると、宿題面倒くさいな…と憂鬱だったのを思い出した。

夏休みのイメージで絵を描こうとすると、海、ひまわり、かき氷、花火など、夏の思い出っぽいものを思い浮かべる。でも実際にこうやって記憶をたどると、我が家の夏休みにはそういうアイテムはあまり出てこなかった。せいぜいプール遊びくらいか。ああ、庭のブルーベリーが毎年食べきれないほど熟して、それを木から直接食べておやつにしていたっけ。庭にタープを張って、テーブルを出して、そこで近所の子供達が集まって何やら遊んでいた時期もあった。

小さな子供がいない今となっては、とにかく暑さから逃げたいの一心。できるだけクーラーの効いた部屋の中に居たい。本を読むか、アマプラで映画を観たりYouTubeを見たり…とにかく消耗しないように過ごしたい、と思ってしまう。旅行に行くわけでもない、アウトドアで遊ぶことももうない。理想と現実のギャップを直視してしまった。

でも、それが我が家の夏休みだ。それなりに満足していて、それなりに幸せだ。世間の『夏休みっぽい』情報を見聞きすると、そのように過ごさなければいけないような気持ちになることがあるが、自分たちが過ごしたいように過ごせばいい。できれば健康的に過ごしたい、という気はするので、もう一工夫は必要かもしれないが。

みなさんの夏休みのイメージはどうですか。
もしおすすめの『夏やすみといえばこれ!』があったら、ぜひ教えてください。我が家の地味な夏休みが、もしかしたら変わるかも(笑)

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