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カレーの話

YouTubeで料理研究家の方が、5種類くらいのカレールーを使って味を比べるということをしていた。箱に記載の調理法を厳格に守るのがルールだ。

驚くことに、ルーの味ももちろん違うのだけれど、そもそも作り方も入れる具もそれぞれ違うのだ。いや、そりゃそうでしょと言う方もいるかもしれないけれど、私の中でカレールーで作るカレーの標準の具材は、にんじん・じゃがいも・玉ねぎ・鶏もしくは豚肉で、じゃがいもが入らないなんて、いわゆる家庭のカレーの標準ではないのだ。でも、箱に書いてある食材にじゃがいもがないルーが複数あったのに、本当にびっくりした。

もちろん、標準は、という意味であって、各家庭でのアレンジが無限にあることは承知していて、それを聞くのはとても楽しい。思いつかないような具材や調味料が入ったりして、試してみたいと思うことが多々ある。

ちなみに我が家のカレーは、具材をフライパンで炒めた後、シャトルシェフという保温調理鍋で煮込む。ルーはエスビーのゴールデンカレーの甘口と中辛を半々(辛いのが苦手な家族と、スパイシーなのが好きな私の折り合いがついたのがそこだった)だ。
最初にフライパンで玉ねぎとチューブのにんにくを炒めて、にんじん、しめじを投入。炒めたら保温調理鍋に移す。その後、鶏肉か豚肉の表面にフライパンで焼き色を付け、これも保温調理鍋に移す。鍋に規定量より少ない水を入れて沸騰したら、火にかけて少し煮込み、カレールーを包丁で刻んで鍋に入れる。そしてそのまま保温調理鍋の内鍋を外鍋に入れて火を通す。火が通ったら外鍋から内鍋を取り出し、かき混ぜてルーをよく溶かす。最後に内鍋を火にかけて、煮詰める。じゃがいもはレンジで火を通して別にして置き、煮詰め終わった鍋に最後に入れる。(崩さないため)

…とここまで書いたら、こんなに手順があるんだと改めて思った。市販のルーを使ったカレーは、簡単な料理の代表だと思うけれど、これを見て料理の初心者が作ろうと思うかと言ったら思わない気がする。なるほど、だから下処理済みのカレー用野菜セットなるものが売られているわけだ。でも複雑な味付け等のステップがない分、調理器具の使い方などの練習にはもってこいなのか。

ちなみにナスやピーマン、オクラなどを炒めて、最後にトッピングするのも美味しい。冷凍のシーフードミックスで作るシーフードカレーはお手軽だ。鍋に少し残ったカレーを麺つゆでのばして、カレーうどんにして食べるのもいい。アレンジ自在で便利で美味しい料理だなと思う。
我が家のカレーは独特だよ、という方がいたら、ぜひそのポイントを教えてください!

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