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私の毎日を豊かにしてくれる秘書業務~勇気をもって断った先にあった景色は②~

週末2日間、もやもやしながら過ごす。

いつもどおり、「承知いたしました。」と受けとって、仕事に当たったらよかったかな、

先生がむすっとなったらどうしよう、悪い印象になったら嫌だな..

とこれまでそんな出来事があったわけでもなく、先生がそんな風に接することがあったわけでもないのに、勝手に自分で妄想してもやもやとなる。

しかし、日曜日の夕方、自分がそう決めてお返事をしたから、どうなったとしても受入れよう、と決めました。(大げさかもしれないけれど、自分にとっては、大ごとでした。)

月曜日、出勤すると、先生がご自身のお部屋から出てこられて(いつも私より早いご出勤)

開口一番に、まったく思いもしなかったことばが。


「〇〇さん(←わたし)、断ってくれてありがとう。僕、週末にほかの〇〇さんにお願いして、このことはもう手配が整ったから!できないっていうのは嫌だったと思うし、悔しかったでしょう。僕が一番いやなのは、これを引き受けてくれることによって、他の仕事が煩雑になったら困るなと思ったから、正直にいってくれてありがとう。」

と言ってくださいました。


断ってくれて、ありがとう。


こんな風に声をかけていただいたのは、人生はじめてでした。

自分の気持ちを正直に話してもいいんだなと思った瞬間でもありました。


もちろん、このやりとりとなったのは、これまでの私の仕事ぶりを先生が感じて、それをとおして成り立ったやりとりかと思い、なんでもかんでも嫌です、と断るのは違うと思う。

それでも自分のなかで真っ直ぐに思ったことを口にしてもよいのかもしれない、と思った出来事でした。
(結果、仕事が分散されて、ひとつひとつの仕事がきちんと進んでいく。)

私の毎日の仕事のなかで、はっとする出来事でもあり、今でも鮮明に覚えている宝物のような出来事でした。

そっと、胸に大切にしまっておきたい出来事ですが、どなたかのヒントになったらと思います。

秘書の仕事に就いて、7年目の出来事でした^^




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