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写真と共に振り返るメディアの五輪日記~ラジオマンが経験してきた五輪とは~

あっという間に8月も残すところあと2日。そして2021年も残す所あと4か月。本当に早くないですか?気づいたらお正月迎えてそうな勢いです。

この2021年の夏、私はもっぱらオリパラ一色でした。

オリンピックはお仕事を通しても私には大きな存在のイベント。ただ今回の東京大会は、招致活動から東京に決まるまでも取材してきましたし、この8年間、ここを目指して、五輪選手のみならずパラアスリートにも取材を続けてきました。だからこれまでの大会とは桁違いに「パラリンピック」もとても楽しみにしていたわけです!

今回は、これまで私が現地で取材してきたトリノ五輪・北京五輪・ソチ五輪を、これまで出してこなかったお写真とともに振り返りながら、メディアの置かれている環境やお仕事内容もご紹介したいと思います♡

初めて五輪の現地取材に行かせて貰ったのは、入社3年目?4年目?の2006年の冬季五輪・トリノ大会!初めてのヨーロッパに1か月の滞在となりました。

当時の私はまだ朝番組のADをしていましたし、喋りとしてはニュースデスクに入ってニュースを読む、夕方のワイド番組内に取材コーナーを持たせて貰っていたくらい。生でレポートをする、という経験は皆無に難しく、そんな中で1か月間、毎日7~8本のレポートを入れる、、つまりそのためには1日に7、8本のネタをかき集めなければならず、朝から夜まで取材に奔走し、その合間にレポートをし、、、の繰り返しという生活でした。(それでもトリノは1番楽でしたけど。ソチでは1日7、8本の取材、レポートの他に「ラジオ幹事社として民放テレビ局やJCとの会議、メダリストインタビューの調整・回しなどの幹事業務」、そしてトーチュウさんで連載も持たせて頂いていたのでその記事も書いていました。笑)

あまりの時間の無さにご飯は朝食のみ、という、、行くまではイタリアで少しオシャレな生活過ごせるのかなぁ、、なんて思った自分の甘さに初日で気づかされるハメになったわけですが。笑

ただオリンピックには「選手村」があるように、基本的には「メディア村」というのもあって、各国のメディアが寝泊まりする簡易マンションが何棟も集まったエリアがあります。

その敷地内にはコンビニ・スーパーのようなものがあったり、、、(私の上司は到着後、早速スーパーで湯沸かし器?購入してティーパーティーしよ~て皆を誘ってましたが、残念ながら最終日までティーパーティーにおつきする余裕は無かったです。笑)簡単なお茶を飲めるような所があったり、、、様々なのですが、どこにでも必ずあるのが、、、「食堂」!!!

実は、このホテルの敷地内にある食堂で私たち宿泊しているメディアは無料で朝食を頂くことができるのです。ブッフェスタイルの食べ放題・飲み放題!大体朝食くらいしか摂る時間もないですし、色んなものを心置きなく頂くことが出来るので、朝、1日分の栄養摂取にかなり大切な時間。またパンなどもあるので、私はいつも多めにロールパンなどを頂き、ティッシュにくるんでポケットに入れていました(笑)

コロナ禍の今では考えられないですが、各競技場を飛び回りながら、小腹が空いた時にポケットの中ではだけたパンが役立つわけです(笑)

このパンが引き起こしたある事件もありました!それは手荷物検査でのこと。

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