巻き寿司(海苔巻き)は海外に行って上手くなる現象とその4つの背景

日本で住んでいる間は、ほとんど巻き寿司(海苔巻き)なんて作ったことがない人も、わりと海外では作るようになります。この現象について説明します。主に4つの背景が考えられます。

1.気軽に買う場所がない

まず、海外の場合、日本のように巻き寿司が手軽に買える環境でないことが多いです。スーパーで売られていることがあっても、回転率が心配になって手が出せなかったり、コスパが微妙だったり。

日本のスーパーや持ち帰りのお店のように、買いたくなる衝動に駆られること自体があまりありません。となると、どうしても食べたいという衝動が生まれたら、日本食レストランに行くか、自作するしかありません。

2.買って食べると残念な味なことがある

でも、日本食レストランに行っても、経営者が日本人じゃない場合は、お米の質がいまいち満足のいかないものであることがよくあります。「せっかくお金をだして、この程度か!?」と思うと、自分で作った方がマシだという結論に達します。そうすると、自作するしかありません。

3.持ち寄りパーティーで喜ばれる

昨今の日本食ブームで、海外でもお寿司好きは増えています。すると、持ち寄りのパーティーなどで、巻き寿司を持っていくと結構喜ばれます。手づかみで気軽に食べれるのでいいですよね。(醤油つけすぎの人が多いので、醤油のなくなりが早いです。)

一度、作ると、「この前の、あれ、また作ってほしいな!」というようにお願いされることもあり、回を重ねると、だんだん腕前も上がってきます。

4.日本食レストランでの働いたときに叩き込まれる

海外で暮らす日本人の中には、プロ級に巻き寿司がうまいひとがちらほらいます。というのも、日本食レストランで短期間や長期間と働いたことのある人は、お店でだすメニューとして、一定期間、巻き寿司を握りまくっているので、熟練の域に達しています。

自分の場合は、日本食レストランで働いたことのある友達から、手ほどきをうけ、巻き寿司がくるくる握れるようになりました。ホームパーティー用に一緒に作ったのが最初ですが、その後も、何度も作っているうちに、だいたいのコツがつかめるようになりました。

海外では、「日本人=寿司が作れる」というイメージを持っている外国人がいますが、「海外にいる日本人=寿司が作れる」という方が近いです。より正確さを求めると、「海外にいる日本人=巻き寿司はギリ作れるが、握り寿司は厳しい」という感じかも。

以上、現地レポートでした。

Sacha

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