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初投稿なので

CGR=NAR×LAIとは

CGRとは
 細かいことは専門書なんかで調べてもらうとして,1日当たりに1平方メートルの土地で植物の重さがどれだけ増えたのかを表している.成長の早い植物とは,要するに重くなっているということである.

NARとは
 やはり細かいことは省く.1日当たりに,1平方メートルの葉っぱがどれだけ植物を重くしたのかを表している.CGRと違って土地面積ではなく葉の面積である.植物の葉が大気から吸収する二酸化炭素が炭水化物に代わるのでこのような考えになる.

LAIとは
 前略.1平方メートルの土地にある葉っぱの面積を表している.葉は最初は1枚か2枚,それがどんどん増えて折り重なる.したがって植物が大人になると1平方メートルの土地に1平方メートル以上の葉がある状態になる.

CGR=NAR×LAIとは
 以前,私が行っていた研究の根底にあった考え方である.つまり,二酸化炭素をたくさん吸収する葉が,大きな面積になると,早く成長する.
 こんな考え方でいくつか活動もしたのだが,なんというか形にならなかった部分があって何とか形にならないかと思い,NOTEなら責任とか整合性とか気にせず形になるのかなと思って筆をとるのである.

植物を見上げてみる


 林の木陰に入って植物を見上げると,葉が生い茂って,木漏れ日がまぶしくて風が吹いて,木陰の外より空気がきれいで,少し湿っている.これがその街路樹にとって最適な環境なのかな?

  • じつは木漏れ日が少ない方が葉面積が大きいはずだ

  • 葉面積が大きい方が良いことは良いが,木陰の光はもっとまぶしい方がいいはずだ

  • じつは木陰の外の二酸化炭素濃度が高い空気の方が良いのではないか

  • 雑草とか枯れ葉は邪魔じゃない?

 そんなことを考えながら植物の収穫量を重くする方法を形にしていく,それが農業技術である.たとえば苗を植える間隔とか,畝を立てる間隔とかを変えるとLAIは人間が決めることが出来る.さらに使う品種を変えたり混ぜたりすればある程度葉の面積も操作できる.でも過去の成功体験だけが最適解だと勘違いしてやまないのがこの業界.昔の品種はもはや手に入らなくて姿も形も違う現在の品種は,昔と同じCGRにはならないんだけどな.思考停止することは最適なことなのかね?そこが疑問なのさ.

現代の農業と過去の農業
 そもそも,手植えと機械植えは似て非なるものだ.手刈りと機械刈りも似て非なるものだ.だから農家も行政も機械化を疑問視した.疑問視したうえで納得いくまで試験して納得したから普及した.普及したうえで「手作業とは違う」という結論に至った.違うと結論づけたんだったら次のステップは農産物の育て方が「違う」んじゃないかな?
 今注目しているのはサトウキビ.イネ科,オガルカヤ族,サトウキビ属の砂糖を作るための農産物.これについて形にならなかったバックグラウンドを書いてみたい.昔の品種は昔の事情で淘汰された歴史がある.では今の手法に当てはめた時,事情が変わっていたら,面白いと思う.想像は勝手なので,勝手にNOTEに仮説を綴る.
 さて,うまく公開できたかな?
 

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