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運動会や一合だけ炊くご飯☆秋の最終三句

休日の朝6時20分。

リビングに置き忘れたままの目覚まし時計が鳴る。

私は休日も早くから起きて、キッチンで一人

平日よりもゆっくりとしたペースで過ごしているので

突然の「おはよう!朝だよ!!」に驚く。

そのうち「good morning♪」とか言い出した。

通信教材でもらった子どもの目覚まし時計はしゃべる(笑)。

しかも止めるまで結構長く、そこからさらに

運動会のようなメロディと共にしゃべってくれる(笑)。


外の景色が移り変わろうとも、

目覚まし時計は毎日同じ時間に鳴っているんだな・・・と

当たり前のことをふと思う。

どんな気分の朝も、変わらずにいてくれる物の存在は

意外と大事なのかもしれない。

お茶を飲もうと手に取るコップが、いつも同じものを選んでいるように。

しかし!

この目覚まし、曜日ごとの時間設定ができて、

土日はゆっくり起きられるように7時にしてあったはず。

・・・そういえば、

休日に早く起きる夫は、よく子供が起きる前にランニングに出かけていく。

そして子どもたちも、休日でもわりと早く起きてくるので

お父さんはどこ!?といつもおおさわぎ(笑)。

そこである時娘が、お父さんと一緒に散歩やパンを買いに行きたいからと

自分で目覚ましの設定時刻を変えていたのだった。

平日はご飯で、休日はパンの我が家。

最近夫が、近所にとても小さなパン屋を見つけて、

子どもたちと三人でたまに買いに行くようになった。

私は毎朝、バターコーヒーで済ますのだけれど、

焼き立てのパンを目の前にして我慢するほどのこだわりでもないので

一緒にいただく♪

ほんのり温かいクロワッサン。

うん♪ 美味しいね♪

子どもたちも普段は食べない生クリームやチョコのパンを

嬉しそうに食べていて、

特別な時間になっているんだろうなと思う。


時々、平日もご飯にこだわらなくてもいいのかなと

思うときがある。

炊き立ての白いご飯が好きな娘。

だけどあまりにも毎朝ご飯を食べるペースが遅いので、

パンの方が早く食べられるのかなぁと悩む。

それでもつい、「ご飯じゃないと力が出ない」と思ってしまう。

本当はそんなことはないのだろうけど、

元気に学校や園へ行く朝はしっかりご飯を食べて欲しいなと思う。


先日、小学校の運動会があった。

運動会は土曜日。土曜日はいつもパン。

娘の学校は少子化でもう入学した年からちょうど

午前中だけの運動会になっていた。

なのでお弁当もなし。

「力を発揮できるようにご飯を!」と言いたいのを我慢して、

娘に聞いてみる。

「今日はご飯にする?パンにする?土曜日だから、どっちでもいいよ」

すると一瞬考えて、

「ご飯にする」とひと言。

あれ?

パンはゆったりと過ごす朝、

というイメージがついちゃったのかもしれない。

それともこれが受け継がれていく米の文化なのかもしれない(笑)。

昨日のご飯がまだ冷蔵庫に残っているけれど、

一合だけご飯を炊く。

娘のその答えから、

運動会に気合を入れているのが伝わって来たから。

去年の大玉運びでは一人遅れて”後ろからただ走っている人”になっていた。

今年は棒を組んで大玉を持ち上げると、

身長差で顔にガンガン大玉がぶつかっていた。

だけれど、去年よりも動きが素早くなっていた。

80m走の順位は去年と変わらず4位。

だけれど、フォームも違えば、速さも全然違った。

何よりも顔つきが変わっていた。

早くも来年が楽しみになってきた。

「運動会や一合だけ炊くご飯」 季語:運動会

「大玉に顔を押されて運動会」 季語:運動会

「紅葉且つ散りて定刻の目覚まし」 季語:紅葉且つ散る

これで秋の句は最後です!

ありがとうございました♪

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