見出し画像

幼い頃の私が見つけたものと、中学時代の私が待っていたもの☆

裁縫が好きです。
毎年新年が明けてから、新年度が始まるまでの間に
色々なものをせっせと作ります。

裁縫を好きになったきっかけは、
保育園の年長の時に、クリスマスの工作で初めて針を使ったこと。

サンタさんからプレゼントを入れてもらう為の袋を作るのに、
上部を針でただ並縫いをするだけなのですが、
「あ!上手にできた♪」と思ったのです。

均等な間隔で縫えた。
誰かに褒められたかどうかは覚えてないけれど、
自分の中ですごく嬉しかった。
その時作ったサンタさんの形のボックス型巾着と
嬉しかった気持ちだけは、はっきりと覚えています。


そして私はミシンが好きです。
中学や高校の時、家庭科の授業で製作が終わらなかった時
放課後、クラス関係なく家庭科室でみんなミシンを使って
一生懸命、仕上げていました。
その時に気付いたというか、腑に落ちたような感覚があって、
ミシンって、調子が悪くなっても自分で直せるということ。

ボビンケースは今は使わなくなりましたが、当時は
ボビンケースで調整したり、
分解して、糸くずを取ったり、
機械だから調子の悪い理由はちゃんとあって、
しかもそれは結構単純なもので、
自分で直せることが何だかとても気に入ったのです。

実家には今はもう無いけれど、昔は足踏みミシンがあって、
そのころよく読んでいた「私の個室」や「ティーンの部屋」に影響されて
自分の部屋のカーテンやテディベアなどを作っていました。

母は和裁も洋裁も習っていたそうで、
足踏みミシンからコンピューターミシンへと、
家には常にミシンがありました。

高校が私服もOKの学校だったので、簡単なスカートなどを作るのが
流行ってました。私はワンピースにも挑戦。

大人になってからは、母が通っていた近所の洋裁教室に私も行って、
お気に入りのスカートと同じ形の、
スカートの下半分が切替でプリーツが入ったものを
先生に型紙を起こしてもらって作ったり、
スカートの裾上げをしたりしていました。

今は私も自分のミシンがあります。
なので、子どもの物を作るのに大張り切りです(笑)。

時々、手作りだと気づかれた方が「すごいですね!」と
声をかけて下さるのですが、
その時私はこう答えます。

「上手ではないんですけど、好きなんですよ(笑)」と。

少し謙遜で(笑)、ほとんどは本当の事でプロの物にはほど遠い(笑)。
でもここはnoteなので書きますが、・・・
なぜ少し謙遜が入るかというと、
実はめちゃくちゃこだわっているからです!!!(笑)

子どもには子どもの時しか使わないようなものがいいなぁと思い、
園バッグは肩かけ式にしました。

なかなか難しくてきちんとした四角にはならなかったけれど(笑)、
問題はなし!(笑)
きちんと接着芯もいれてあるので、最初はピッとしているのですが、
使ううち、汚れたら洗うし、だんだんと柔らかくへなっと(笑)。

だけれど、これが今度は逆に、
卒園しても子供が使ってくれているのですが
へなっとしているので、園バッグに見えず、
普通の肩掛けカバンのような感じになっていて、嬉しい誤算でした(笑)。


画像1

画像2

そして実は一番のこだわりが、
このどこにでもありそうな絵本バックと上靴入れ。

何がこだわりかというと、折り返しの部分です。

画像3

画像4

バックの内側がチラッと見える時、内袋はあくまでも内袋なので
表地が見えるようにしたかったのです。
図書館で本を借りて、一冊だけがその作り方があったので、
まあまあ手間な作り方なのですが、
私のこだわりの方が強いので(笑)、頑張って作りました。
こんな感じです↓ (表の生地が裏の上部に折り返しになっています)

絵本バックの裏

そんなことに気づく人は一人もいません(笑)。
完全な自己満足なのです♪

それでも一つだけ、悲しい思い出があります。

それは中学の時の担任の先生が、家庭科の先生だったのですが、
フェルトのポシェットを作る授業で、
私はどんなデザインにするかこだわっていたので時間がかかり、
授業内で終わらなかった子は、家で仕上げてくるのですが、
次の授業で出来上がったものを持っていくと、
「お母さんに作ってもらったの?」と
冷たく言い放たれたことです。
私は何て返したか覚えていませんが、
とにかくショックで悲しくて、
今思い出しても辛くなります。
他にもウォールポケットを、当時流行っていたステンシルのデザインで
チェーンステッチで刺繍を施した力作だったのですが、
飾ると言ってくれたのに、職員室の机の下に置きっぱなしだったこと。

先生が相手でも怒ったり、泣いたりして、ちゃんと抗議をしたら良かったのかもしれない。

そのまま大人になってしまった。

数年前に中学の同窓会があり、
幹事の男の子からその先生が来ると聞いて
「私、嫌われてたみたいだから、嫌だなぁ」と言ったら
「先生に言っとこうか?」と言われ
「いやいやいや(笑)」と断りましたが(笑)。
でも友達とわざと遅れて同窓会に参加しました。
私たちが着いた時間にはもう先生方は帰っていてほっとしました。

私が怒っているのは昔の先生であって、
今の先生ではない。
今はきっと、先生の職も辞められて、
穏やかに過ごされているのだと思います。
そんな方に、今更昔の辛かったことをぶつけて、
悲しい思いをさせるのは絶対に違うし、それは
人としてやってはいけないことだと思うので・・・。

今、このnoteを書いていて
やっと涙が流れました。

中学時代の私はずっとこの時を待っていたのかもしれない。

これでやっと昇華できたかな(笑)。
もう手放そう。

そして、そんな思い出があっても
やっぱり好きなものって、ずっと好きなんだなと思います。

人には左右されない好きなもの。

それは子どもの頃、自分で自分に感動したからだと思います。

幼い頃の「あ♪上手にできた!」という気持ちが
大人になった私をまだ楽しませてくれている。
きっとこれからも、ずっと。

保育園の時のサンタさんからのプレゼントは
「ねむいねむいねずみのクリスマス」という絵本でした♪

今も実家の本棚に残っています♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?