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ベールを脱いだ古民家。

グッドモーニングのトキオカです。
ひょんなことから築230年の古民家を譲り受け、
それをリノベーションしていくことになった
僕たちグッドモーニング。

古民家内部の公開イベントも無事に終わり。

今回は公開イベントの準備を進めて行く中で明らかになった
古民家のあれこれについてご紹介します。

床の下からいろいろ出てきた

今回のイベントに合わせて、従来あった畳と床を一度撤去し、
新しくコンパネ材によって床を仮設しました。

その際、もとあった床の下に面白いものを発見。

内部公開イベント_210209_6

これは多分コタツだったのではなかろうかと。
中に熱源(おそらく豆炭?)を入れて、
暖をとっていたのではなかろうかと推測されます。

内部公開イベント_210209_5

こちらも同じくコタツの跡かな?
ちょっとよく分かりませんでした...。

内部公開イベント_210209_3

真ん中あたりの石に囲まれた空間に
おそらく野菜の貯蔵庫として使われていたのではないかと。

今でいう床下収納ですね(笑)
地面の方が温度が低いという特性を活かしての、
自然の貯蔵庫です。

あえて、鴨居は低めに

古民家の内部は、お客さんをお迎えする「ハレの間」と
普段家族が過ごす「ケの間」に分かれています。

そのうち「ケの間」の作りが質実剛健であるのに対し、
(僕たちからするとこの質実剛健さが
カッコよかったりするんですが...)
「ハレの間」には床の間がおかれ、
柱や鴨居なども丁寧に加工がされていることに気づきます。


また「ハレの間」については、
「ケの間」よりも鴨居が低く造られています。

内部公開イベント_210209_2

これは屋内で万が一、刀を使った斬りあいが始まった際に、
刀を大きく振りかぶることができないようにする
工夫だったといわれています。

実際に230年前に斬りあいが行われるような場面が
あったかどうかは分かりませんが、なるほどなぁと。

斬った生首を...?

また「ハレの間」にはいくつもの床の間が造られています。

内部公開イベント_210209_1

上の写真をご覧いただくと、
左側の床の前の上段に、モノを入れる収納スペースがあります。

このスペース、
戦で斬りとった敵の生首を入れる場所だといわれています。

なんと。生首を。

こちらも230年前に実際に使われていたのかは
分かりませんが、武家造りとされる形式だったことは
間違いがなようで。

敵の生首を見ながら祝賀パーティーが行われたのでしょうか...
(酒が進まなそうですが...)

今回、一旦改修を行ったことにより、
現況のままでは分からなかった、
いろいろなことが分かりました。

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また折につけてお伝えしていきたいと思います。

イベントも無事に終了し、
これからいよいよ古民家の解体が進んでいきます。

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