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英語学習日記 #37 "Bulletproof Problem Solving"

今回学んだアイディア
・コンサルティングファームMcKinseyの、「反論する義務」という企業文化について
・confirmation bias(確証バイアス)
・sunk-cost fallacy(埋没コスト効果、コンコルド効果)

こんにちは!
こちらの英語学習日記シリーズでは、Blinkistで新しく知った英語表現や英単語を中心に、個人的に面白かった、勉強になったポイントを紹介していきます。今日はその第37回です!


今日のBlinkについて

本日のBlinkのタイトルと著者はこちら。2019年に出版された1冊です。

Bulletproof Problem Solving by Charles Conn and Robert McLean
- The One Skill That Changes Everything -

著者の1人であるRobert McLeanさんは、コンサルティング会社のMcKinsey & Company出身のようですね。Boston Consulting Group、Bain & Companyと合わせて、The Big ThreeまたはMBBなどと呼ばれる、世界最大の戦略コンサルティングファームの一つです。日本では「マッキンゼー」と表記されることが多いですが、ナレーションを聴く限りは「マッケンジー」の方が近い音ですね。

これを読みながら、マッキンゼーのビジネスコンサルタントの選考で落ちたことを思い出しました。その数ヶ月後には第一志望から内定をもらったので、マッキンゼーを含め、たくさんの企業の選考に落ちたのも無駄ではなかったなと思っています。いい経験になりました、ありがとうございました。


今日のBlinkから得た学び

今日のBlinkの内容で、個人的にためになったものを引用します。

According to experts, there are more than 100 common cognitive errors that any one of us can make. Take confirmation bias – that’s the tendency to focus on evidence that reinforces our existing beliefs and ignore information that contradicts them. Then there’s the sunk-cost fallacy – doubling down on losses because we don’t want to admit that we’ve gotten it wrong. The list goes on.

専門家によると、私たちが犯してしまう認知の歪みは100個以上存在する。

confirmation bias(確証バイアス)は、自分の意見を補強する証拠に飛び付き、矛盾する情報を無視してしまう私たちの傾向のこと。

sunk-cost fallacy(埋没費用効果またはコンコルド効果)とは、埋没コスト(既に払ってしまっており、取り返せないコスト)に執着し、投資がやめられない状態のこと。
埋没コストは、これからどんな意思決定をしたとしても戻ってこないため、これから支払うコストに注目する必要があるのですが、「これまでこんなにお金を掛けたのだから、今更撤退できない」と判断してしまいがちです。現在から将来のキャッシュフローを評価し、その結果、価値を生み出さないと考えられるのであれば、撤退するべきです。

「〇〇円賭けてしまったから、今さら引き返せない」といった発想は、この誤謬に見事にハマってしまっています。

先日読んだ本の中に、Amazonの成功の裏には、数々の撤退事業がある、というエピソードがありましたが、これは埋没コストにとらわれない優秀な判断だといえます。


But what does “well organized” mean here? Tetlock states that the best teams optimize their problem-solving processes to encourage an egalitarian atmosphere in which everyone’s proposals get a fair hearing.

最も優れたチームは、平等な(誰が意見を述べてもよく、誰の意見も尊重される)雰囲気を促進して、問題解決プロセスを最適化させる。

このような雰囲気、つまりジュニアの提案であってもシニアメンバーの提案と同様に尊重されるカルチャーが根付いているのが、先述したコンサルティングファーム、マッキンゼーの強みだそうです。具体的には、obligation to dissent(反論する義務)というポリシーがあります。

波風を立てないように、問題を指摘したり疑問を呈したりすることをせず、なあなあで偉い人の(間違った)意見に賛同してしまうのは最悪ということですね。日本的組織にありがちな課題かもしれません。


新しく学んだ表現とその使い方

bang for your buck[if you get more, better, etc. bang for your buck, you get better value for the money you spend or the effort you put in to sth]


no-brainer[a decision or a problems that you do not need to think about much because it is obvious what you should do]


egalitarian[based on, or holding, the belief that everyone is equal and should have the same rights and opportunities]


今日調べた単語

今日英英辞典で調べた単語・表現は次の88個です!ここに書いてある単語 = 今日初めて見た単語 というわけではなく、前から知っている単語も意識的に調べて、例文を音読したり、自分が知っている意味以外での用例を確認したりしています。

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蛍光ペンで線が引かれている単語・表現は、以前にも英英辞典で調べたことがあるもの、つまり今日のBlinkをきっかけに再会・復習することができた表現です。

ここまで読んでくださった方に感謝です!ありがとうございます!
明日も書きます!


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おまけ

実は、前回(第36回)と今回(第37回)の記事はズルしました。

無料で読めるBlinkは日替わりなため、その日のものはその日にしか読めないので、「Blinkを読む」「表現を英英辞典で調べる」ことはきちんと毎日やっているのですが、22日は疲れ切っており、23日は低気圧のせいか頭痛がひどく、noteの記事を当日中に完成させることができませんでした。

未完成のnoteを、22日、23日に一度投稿しておいて、投稿した瞬間、記事を下書き状態に戻す(公開をキャンセルする)。そして今日(4/23)、完成させた状態の記事を改めて投稿した、というわけです。

こうすると、22日や23日に投稿したという実績は残るので、毎日投稿の連続記録が途切れない...というわけです。365日連続投稿のバッジが欲しいので、このようなズルをしました。すみません。

これからも、今日の記事アップされてないな?ということがあるかもしれませんが、当日中に完成させることができなくても、毎日1本のペースには帳尻を合わせて、記事を出していくつもりです。

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