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英語学習日記 #29 "Loving Your Business" & 鳥獣戯画を見てきた話

今回学んだアイディア
・行動も結果も、すべては自分の思考から生じる。そして、自分の思考はコントロールできる。
・自分の立ち上げた会社は、客観的に見て買収する価値があるか?

こんにちは!
こちらの英語学習日記シリーズでは、Blinkistで新しく知った英語表現や英単語を中心に、個人的に面白かった、勉強になったポイントを紹介していきます。今日はその第29回です!

noteへの毎日投稿を始めて、そろそろ1か月が経とうとしています。英語を読むこと自体は特に辛くないのですが、毎日英英辞典で調べて、毎日投稿するってなかなか大変だなあと感じています。新年度になり研究室での活動も始まりましたし、生きていればいろんな日があるので。ちなみに今日は、東京国立博物館で開催中の特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」に行ってきました。記事の一番最後にちょっと感想を書こうと思います。



今日のBlinkについて

本日のBlinkのタイトルと著者はこちら。

Loving Your Business by Debbie King
- Rethink Your Relationship with Your Company and Make it Work for You -

ビジネスリーダーの精神的問題と、ビジネスの成功に関する内容でした。前半のメンタル部分に関しては、経営者でなくても役に立つもので、自分にとっても刺激的でした。

私たちのprimitive brain、つまり脳の原始的な部分が、私たちの根本的な生存本能を司っています。危険を察知したときにはfight or flight(闘争・逃走)生存本能が活性化するというやつです。

ただ、現代の世界には、凶暴なトラのような天敵はいないため、私たちの祖先の生存に役立っていたprimitive brainは、現代ではあまり活躍の機会に恵まれませていません。そのため、危険がないところに危険を見出してしまう(ネガティブな思い込みをしてしまう)傾向があるそうです。

このprimitive brainと、後述するinternal instruction manualによる、潜在的な(自分でも気付いていない)ネガティブ思考をどう振り切って、着実に問題を特定・解決し、ビジネスを前に進めていくか、というのが前半の内容。


後半で登場した、

「外部から見て、自分の会社は、自分の事業は、買収する価値があるか?」

というのは面白い観点だなあと思いました。自分や特定の社員に依存せず、誰がいなくてもスムーズに回る仕組みが仕上がったビジネスであれば、会社や事業を売却しても高い価値が得られる。

組織として成熟するには、技術や業務の属人化を避けましょう、という内容が、匠(たくみ)と仕組み(しくみ)というわかりやすい視点で説明されるインタビュー記事を以前どこかで読んだ気がするのですが、見つけられませんでした...ご存知の方いたらコメントで教えてください。

経営者として事業を支配しているはずなのに、自分が事業に支配されていると感じるときは、うまく事業が回っていない証拠だそうです。自分の得意なことを、自分以外でもできること自分にしかできないことの2つのグループに分けて、自分は後者に集中し、組織全体で前者をさばく仕組みを作っていきましょう。


今日のBlinkから得た学び

今日のBlinkの内容で、個人的にためになったものを引用します。

Negativity comes from how you think about facts, not the facts themselves. You can choose to avoid negative thinking.

ネガティブな考え方は、事実それ自体ではなく、事実をどう捉えるかから生まれる。自分次第で、ネガティブ思考をやめることができる。

事実がある→事実を悪く捉える→マイナスの感情が生まれる→不健全な対処行動をとる→悪い結果が起こる というサイクル。

思考が変われば感情が変わって、感情が変われば行動が変わって、行動が変われば結果は変えられる、ということ。

当たり前ですが、考え方も行動も自分でコントロールできるはずなんですよね。ただ、自分の考え方や振る舞い方(internal instruction manual)というのは、長い時間をかけて自分自身でインストールしてきたものなので、一朝一夕で変えることはできません。まずは自分のinternal instruction manualに何が書かれているのか把握し、どう変えたいかを明らかにしてから、上書きしていくことになります。

When you realize that you’re falling short of your potential, your first instinct might be to find someone or something to blame. But this isn’t helpful. If you’re looking for outside reasons why something went wrong, you’re not taking responsibility for how you think and feel. Remember, everything comes from your thoughts.

上手くいかないと、本能的に誰かや何かのせいにしたくなるが、それでは意味がない。うまくいかなかった理由を外部に求めると、自分の考え方や感じ方に責任を持てなくなる。すべては自分の思考から生じるのだ。

By focusing on what you can control and identifying solutions, you leave the blame game behind and take productive steps forward.

コントロールできるものに集中し、問題を特定し対策を取ることで、責任のなすり合いから脱却し、建設的な一歩を踏み出せる。

A polarity is an unsolvable problem. That sounds scary, but don’t be alarmed. Polarities come about when you have two options at seemingly opposite ends of the spectrum. Common polarities a manager has to deal with include balancing individuals versus teams, structure versus flexibility, and competition versus collaboration.

対立する2つのものからどちらを選ぶかという、一般には解けない問題のことをpolarityと言うらしい(例: コストと品質、構造化と柔軟性、競争と協力など)。

一度どちらかを選んだら一生そのまま、というわけではなくて、マネージャーのする仕事は、状況に応じてこの両極端を行ったり来たりすること。戦略のシフトは避けられない。


新しく学んだ表現とその使い方

happy-go-lucky[not caring or worrying about the future]

You don't have to always be happy-go-lucky, but some common negative thoughts are just unhelpful.


fall short of sth[to fail to reach the standard that you expected or need]

Clearly laying this out will help you see where your manual is falling short.


put sth out[to stop sth from burning or shining]

Firefighters soon put the fire out.


saber-toothed

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saberはサーベル。牙をこんなふうに表現するんですね。


今日調べた単語

今日英英辞典で調べた単語・表現は次の36個です!ここに書いてある単語 = 今日初めて見た単語 というわけではなく、前から知っている単語も意識的に調べて、例文を音読したり、自分が知っている意味以外での用例を確認したりしています。
蛍光ペンで線が引かれている単語・表現は、以前にも英英辞典で調べたことがあるもの、つまり今日のBlinkをきっかけに再会・復習することができた表現です。
ここまで読んでくださった方に感謝です!ありがとうございます!
明日も書きます!


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おまけ1

東京国立博物館で開催中の特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」に行ってきました!

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国宝「鳥獣人物戯画」の全4巻と、模本や断簡などの鳥獣戯画関連資料、そして高山寺や明恵上人に関する展示を楽しむことができました。

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初めてのトーハク(東京国立博物館)。かっこいい。こちらは本館。

事前予約制で、入場時間帯が決まっています。俺が予約したのは15時~16時の間に入場するチケット。チケットや体温の確認をされ、正門から入場したのが14時40分。本館の総合文化展を足早にチラ見しながら(ここもめちゃくちゃ見応えがありそう、キャンパスメンバーズのおかげで在学中は無料なので、また行く予定)、時間を調整し、鳥獣戯画展の会場である平成館の入場待機列に15時ちょうどに並んだ。

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10分間待って、15時10分に入場。


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600円でレンタルできる音声ガイド。これがあると充実度が全然違います。ガイドなしで1周回った後に、ガイドを聴きながらもう1周したのですが、面白さが段違いでした。ぜひ借りましょう。


SPOILER ALERT(ネタバレ注意): 以下感想です。展示の内容を含みます。自分で行くまで知りたくない人は閲覧に注意してください。




・甲巻と動く歩道
動く歩道で見る甲巻(鳥獣人物戯画には、甲・乙・丙・丁の全4巻があります)がやっぱり一番見ていて面白い。イキイキしてる。こんなかわいい国宝があるんだな。動く歩道は、絵巻を楽しむにはすごくいい試みだと思ったけど、できればもっと遅く、半分くらいの速度でもよかった。1回目があまりに早く過ぎてしまったので、結局2回見た。


・特に好きなポイント
「鼻をつまんで背中から水に飛び込むウサギ」「ウサギの背中に隠れながらネコの様子を伺っているネズミ」「デフォルメされていないフクロウ」が個人的に好きです。ちなみに、フクロウの他にも、擬人化されていない動物が2種類います。探してみてくださいね(答えは、音声ガイドで聞いてください!)。水遊びや相撲、弓、追いかけっこのシーンは特に有名ですが、本当に楽しそうでイキイキしていてよかった。今回の展示の英題: frolicking animalsという表現にぴったり。


・展示について
展示の順番としては、まず第一会場で「国宝 鳥獣戯画のすべて」を見た後、第二会場で「鳥獣戯画の断簡と模本 - 失われた場面の復原」を見るという流れになっています。これが素晴らしかった。

実は、現存する鳥獣戯画は、平安時代当初に描かれたすべてが残っているわけではなく、いくつかの場面が失われているのです。甲巻を見たとき、「なんでここ、唐突に場面が変わるんだろう?」と思ったのですが、そこには別のシーンがあったということ。第一会場で見た甲巻は、数ページ欠けた絵本を読んでいるような感じだったということですね。

第二会場に行くと、断簡と呼ばれる、抜け落ちて別に保存されていた鳥獣戯画の一部や、模本という、鳥獣戯画を真似して、絵を写した資料を見ることができるのですが、この種明かし感がめちゃくちゃ気持ちよかったです。模本の中には、高飛びをして遊んでいるシーンや、ウサギがキツネにまたがり、猿が鹿にまたがって競馬のように競争をしているシーンなど、現在の鳥獣戯画には残っていない、これまた愛らしいシーンを見ることができます。模本が作られた当時は、オリジナルの鳥獣戯画に今よりも多くのページが残っていたのだろうと推測できます。

そして、最後に高山寺と明恵上人に関する展示があります。今回の展示に先立って行われたCT調査で、明恵上人坐像の内部に巻物が入っていることが確認されたそうです。


800年経っても、まだ新しい発見があるってすごいですよね。


・グッズ
ポストカード、クリアファイル、タオルハンカチを買いました。かわいい。

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おまけ2
2月までルームシェアしていた友人の影響で、千葉ロッテのファンになってしまったのですが、最近はYouTubeのパリーグTVチャンネルで、ロッテ選手の活躍を見てニヤニヤしています。和田くんは足で魅せてくれるし、藤岡のショートの守備かっこいいし、安田くんは何気にリーグ打点トップだし、マーティンは神。スポーツっていいですね。

大谷選手の活躍もチェックしていますが、昨日今日と2日連続で猛打賞。表情から野球を楽しんでいるのが伝わってきて本当にいい。カッコよすぎます。怪我なしでシーズン走り切ったらどれほどの成果を残すことになるのか、今から楽しみですね。

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