見出し画像

教員一筋30歳の転職活動戦績


【職務経歴】

※校種:公立中学校
※年数:8年
※異動:2回
・学級運営(担任7回、副担任1回)
・教科指導(教科主任7回)
・その他(学習指導部長、生徒会主顧問、ICT教育推進教師などを経験)

見ての通り、私は日本全国どこにでもいる普通の教員です。
そんな私でも、第一志望の企業から内定を獲得しました。
今回は、私の転職活動の戦績を全て公開します。

教師一筋30歳でどこまで戦えたのか気になる方、転職を1%でも考えている教師の方、ぜひご一読ください。

【転職活動の経緯】

▪️7月〜10月
・自己理解プログラムを受講
 →転職を決意
 ※「自己理解」に興味がある方は、ぜひこちらを💁

▪️11月
・適応障害になり病気休暇を取得
 →転職活動を開始
 ※「どうして適応障害になったの?」と思われた優しい方は、ぜひこちらを💁

▪️12月
・メガベンチャー企業から内定を獲得
 →1ヶ月で転職活動を終了
 ※業界業種未経験

【応募】20社

 業界(業種):応募者数
・独立行政法人(セミナー講師):1社
・電子部品(英語教育講師):1社
・施設管理(清掃マネジメント):1社
・住宅(注文住宅営業):1社
・出版(出版営業、編集):2社
・大学(事務):3社
・教育(教育委員会への営業、高校や大学への課題解決型営業):4社
・人材サービス(人材紹介営業):7社

※どのぐらい書類選考が通過するか分からなかったので、やや実験的に応募しました。応募数として20社は多すぎ。5社程度が現実的だと思います。しっかりと自己理解・自己分析をした後に、業界・業種を絞った応募がオススメ❗️
⚠️「数打てば当たる戦法」は🆖

【書類選考】8/20社 (通過率40%)

ex)業界:選考通過社数、業務内容
・独立行政法人:1社
 働き方改革、ダイバーシティ課題等に関するセミナーの企画・運営
 ※面接選考辞退

・住宅(注文住宅営業):1社
 住宅展示場での注文住宅の提案型営業
 ※面接選考辞退

・出版(編集):1社
 小学校で使用されている図書教材の企画・編集
 ※最終面接選考を辞退

・大学(事務):1社
 事務全般、学生対応

・教育(教育委員会への営業):1社
 ALT派遣事業における提案営業
 ※面接選考辞退

・人材サービス(人材紹介営業):3社
 個人営業(対象:転職希望者)
 ※面接選考辞退

 法人営業(対象:採用企業)
 ※面接選考辞退

 両面営業(対象:転職希望者と採用企業の両方)

※運良く志望度が高い企業から1番最初に内定をもらえたため、業務内容の志望度が低い企業の面接選考は辞退しました。

※私が利用した大手転職エージェントには、「書類選考の通過率は10%程度ですよ」と言われましたが、完全に間違いです。自分のキャリアと応募企業の条件がある程度マッチしていれば、約30~50%の確率で通過します。キャリアを立て直したい方は、無形商材の法人営業がオススメ❗️
⚠️大量応募を勧めてくる転職エージェントは🆖

【面接選考】2/2社 (内定率100%)

※1次面接選考辞退5/8社
※最終面接選考辞退1/8社

・私立大学(事務):事務全般、学生対応
 書類選考→最終面接
 ※書類選考が1次選考を兼ねるレアパターン
 ※面接は対面
 ※内定辞退

・人材サービス(人材紹介営業):両面営業
 書類選考→1次面接→適性検査→最終面接
 ※1日完結型の1day選考
 ※面接は全てオンライン
 ※内定承諾

※運良く初面接で志望度が高い企業から内定を獲得することができましたが、志望度が高くない企業の面接で練習してから本命に臨むのが一般的です。その際は、面接対策を効率よく行うために、本命と同じ業界/業種がオススメ❗️
⚠️初面接で第一志望は🆖

※転職活動は恋人探しとは違います。比較検討できる状況をつくるために、内定獲得数は最低でも2社がオススメ❗️
⚠️内定1社だけで入社を決めるのは🆖

【入社先】 

業界:人材サービス
業種:人材紹介
職種:営業
雇用形態:正社員
年間休日数:120日以上
休日休暇形態:完全週休2日制(土日祝)
所定労働時間:8時間

※「休日」数は、120日を超えれば週休2日&祝日休みになります。しかし、週休2日=土日休みとは限りません。平日1日+土日どちらか1日という形態を取っている企業もあります。教員時代と同じように土日祝休みが欲しい方は、年間休日120日以上&土日休みの休暇形態一択です。
⚠️年間休日数だけで良し悪しを判断するのは🆖

※「年収」は営業成績次第ですが、理論的には初年度は約50万ダウンです。しかし、業界業種未経験としては、かなり良い額を提示していただけました。さらに、キャリアアップができれば公務員の年収を超えることも可能です。ちなみに、インセンティブは同業他社と比べて低めですが、その分月収は安定して貰えるスタイルです。教員時代と同じように毎月安定して給与が欲しい方は、インセンティブは低めbut月収は安定している給与スタイル一択です。事前にミニマムライフコスト(健康かつ幸せに生活するための最低限必要な月収)を計算するのがオススメ❗️
⚠️給与/賞与の制度を精査しないのは🆖

【補足】

企業側からのスカウトやオファーをいくつか受けましたが、結論、どこにも応募しませんでした。その中でも連絡が何回も来た企業の「業界と業種の組み合わせ」と「応募しなかった理由」は以下の通りです。

・教育×教職員:転職の軸が合わない
・教育×塾講師:勤務時間が合わない
・住宅×営業:ノルマがキツすぎて無理
・生命保険×営業:年収レンジが広すぎて不安

※転職活動の目的は、どこでもいいから転職活動をいち早く終わらせることではありません。最低限、転職理由と転職の軸を明確にするのがオススメ❗️
⚠️「面接確約」という言葉に安易に飛びつくのは🆖

【感想】

教員一筋30歳の市場価値は、想像以上に低かったです。
同業界×同業種なら勝率はかなり高いと思いますが、異業界×異業種だとかなりハードモードです。
と言うのは、「ここいいかも」と思っても、必須条件を満たさない求人ばかりなんです。

例)営業経験○年以上:教師は営業職ではない
○名以上のマネジメント経験:勿論、生徒は対象外

しかし、そんな状況でも、わずか1ヶ月で、
書類通過率40%面接通過率100%という戦績を叩き出しました。さらに、この転職で望むもの(以下参照)を全てGETできる第一志望の企業から内定を獲得することができました。

・市場価値を高められる業務内容
・副業ができるワークライフバランス
・自宅から無理なく通勤できる勤務地
・生活レベルを落とさない年収
・安心して働ける職場の雰囲気

【結論】

教員一筋30歳でも、転職できます。
それに、挑む業界や業種を特定し、しっかりと対策をすれば、十分に戦えます。

今後は、そのノウハウや転職活動を通して分かったことなどを詳しく発信していきます。

生きづらさを抱えた先生方の転職活動のタメになってみせます!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

転職体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?