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平家にあらず

 「鎌倉殿の13人」をやっと見出した。源氏関係の話であり、三谷幸喜氏の脚本ということもあり、とても楽しみである。1年間ちゃんと見たいな。なんだかんだ全部見たのは同じく三谷氏による「真田丸」が最後だ。(「青天を衝け」は総集編で見ちゃった人、、、、)

 一方、私はどうも今まで「平氏モノ」(清盛が主人公の話とか) というのが苦手だった。が、こちらは非常に面白い。

 御存じ「平家物語」。誰がいつ作ったかもハッキリしないこの作品だが、700年近く経ても「祇園精舎の鐘の声、、、」というフレーズを知らない人はいないであろう。これをアニメ化しようとした心意気にも惚れるが、何より音楽や映像が綺麗でシンプルに見入ってしまう。主題歌の羊文学もいい感じ。平家を描くとなると「のし上がって、栄華を手に入れて、没落していく」というまさに「盛者必衰」を軸に描いてしまうものが多いが、このアニメは冒頭から「対『平家』」の構図がある。完全な内ではなく、主人公「琵琶」の視点からみる平家が今後どのように映るのか楽しみだ。


 「平家」関連で言えばもう一つ楽しみなのが今夏公開予定の「犬王」である。

同じく「平家物語」から。「犬王の巻」を映画化するとのこと。その布陣がまず熱い。
主人公は女王蜂のアブちゃんと森山未來氏。
監督は湯浅政明氏、キャラクター原案は松本大洋氏、脚本は野木亜紀子氏、音楽は大友良英氏、、、、個の布陣を見ただけだ楽しみじゃないわけない。

「夜は短し歩けよ乙女」「映像研には手を出すな」「四畳半神話大系」etc...僕の好みをドンずば抜いてくる湯浅監督のことだからきっと面白いのだろう!という期待を胸に夏までがんばろぉ、いやいやまだ先じゃん夏なんて、とか思ったらもう2月だから一瞬なんだろうなぁ~~あぁ~~~。

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