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【#日々肥える】とんかつ富士㐂(人形町)

「上京したら何処に住むのがオススメですか?」


新年度や新学期。

地方民にとって上京が決まった際に最初にぶつかる壁、住居選び。

何を隠そう、私自身就職を機に上京してきたネイティブ地方民。
右も左も分からない東京での家選びを経験した人間の1人。

SUMMO発表の「2020年住みたい街ランキング関東版」によると、

1位 横浜(神奈川)
2位 恵比寿(東京)
3位 吉祥寺(東京)
4位 大宮(埼玉)
5位 目黒(東京)
6位 品川(東京)
7位 新宿(東京)
8位 池袋(東京)
9位 中目黒(東京)
10位 浦和(埼玉)


・・・「住みたい街」と「住める街」は違うな。


新卒で入社した出版社が日比谷線沿線に位置していたこともあり、
上京前は「六本木に住む!いや、恵比寿!」と息巻いてたが。。。


薄給の新卒が頑張って住める日比谷線の駅は『三ノ輪』だった。


お父様方はご存知かと思うが、
三ノ輪には『吉原』という関東最大級の風俗街があり、
若き地方民の私はカルチャーショックを受けるのだが、その話はまた後日。

【日比谷線/東京メトロ】画像1


三ノ輪に2年弱住み、そこでも素敵なお店との出会いがあったのだが、
次の東京での住まいとなる『人形町』は正に食道楽の街だった。
(やっと本題)


正直、家賃が高い。たっかい。


当時住んでいた人形町(蛎殻町)の家賃は、
1K(20㎡)で88,000円。


人形町だと未だ安い方だけど、高い。


地元だと3LDKどころか、二階建の一軒家が借りられる。


ただし、その高い家賃に見合うだけの価値が人形町にはある。
六本木、恵比寿、銀座、秋葉原、上野と様々な人のニーズに見合うエリアへの
アクセスがすこぶる良く、下町風情が色濃く残る街。


すき焼きで有名な『今半』、親子丼で有名な『玉ひで』を始めとした
古くからの名店をはじめ、様々な「食」が溢れる街。


人形町に住んでから、食事処の種類の豊富さ、そのクオリティによって
日に日に丸くなっていき、2年で体重が+20キロになった、と言えば
如何に人形町界隈のご飯が美味しいか、というのが伝わると嬉しい。


...人形町、恐ろしい町。


そんな増量の原因を作っていただいた数々の名店の中でも
贔屓にしていた一つが今日のお店..


■とんかつ富士㐂
→食べログのページはこちらから

味もさることながら、とんかつ定食(ご飯・お味噌汁付き)が1,100円〜と
リーズナブルな値段で昼夜問わず味える単身者にも優しい価格設定。


「今日は財布に余裕があるわ♪」
そんな方には種類も豊富なブランド豚を。


変わり種としては『骨付きロースカツ(1,700円)』というメニューもある。
切れ込みは入っておらず、ナイフとフォークでいただく肉肉しい一品だが、
私は断然普通のロースカツ派。

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とんかつ富士㐂に来て必ず食べる物はとんかつ以外にもあって、
それが『ゆで豚ポン酢(580円)』

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シンプルに美味い。


ポン酢で味付けをしたゆで豚にネギを散らしただけの一品なのに、
口に含んだ瞬間、幸せを感じる。


とんかつと一緒に頼むと先に「ゆで豚ポン酢」が出てくる。
揚げを待つワクワクの時間を軽くお酒を楽しみながら優雅に待つことができる。


大丈夫、ゆっくりで良い。
俺はがっついてないぞ(ゆで豚モグー)。
そんな大人な雰囲気を一人味わう為のパートナー。


とんかつって凄いよね。

「今日はとんかつにするか」と決めたその瞬間から、
お店に入り目の前で揚って行く瞬間、口に入れた瞬間、
とんかつをアテにご飯をかきこむ瞬間、油の残り香を味噌汁で流し込む瞬間。

全てに幸せが満ちている食べ物。


今日はとんかつにしよう。


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