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「懐かしい」には、ちょっぴり成長がある

ふと、「懐かしいな」と心の中で呟くことがあります。

なんだか寂しくて、あまり好きな言葉ではなくて。
けれど、それが「成長」という見方をすると、背中を押してくれる感情かもしれない。

まんまと息子のインフルエンザが、娘にも、うつりました。
横になると咳が続き、ご機嫌が悪い娘様。
抱っこしながら、お昼寝タイムの確保を目指します。

が、4歳ともなると、もう少しで20kg。
抱える私の手足がピリピリしてきます。

久々に娘の顔が、近くにあって、ぼんやりみていると、
「そういえば、ずっと抱っこしていたな、赤ちゃんのころは…」と。
鼻詰まりでぽかんと口を開けるところにも、懐かしさが湧いてきました。

あの頃は、夜中の咳が続くとオロオロしていたな。
今でも、戸惑うけれど、こうやって抱っこする術も保育園の先生から教えてもらった。
なんだか、母っぽい感じがする。

「あの頃は…」と言えることが、寂しい時もあります。戻れないもんねと、しみじみ。

でも、懐かしいと言うことは、一段上から振り返って、過去を見ている。
気づかないうちに、ちょっとずつ登ってきているんですね。

小さい成長でも、小さく大丈夫と思える。
懐かしさも、意外と好きな言葉になりそうな気がしてきました。

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