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占星術・サビアンコラム

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占星術全般やサビアンシンボルについてのコラムです。
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#西洋占星術

牡牛座10度のサビアンシンボルで1年を振り返る

牡牛座10度のサビアンシンボルで1年を振り返る

以前、「サビアンシンボルの使い方:1年のテーマとして考える」でご紹介したように、私はプログレス太陽が位置するサビアンシンボルの度数を1年のテーマとして使っています。
2022年3月末から牡牛座10度に滞在していた私のプログレス太陽は、あと1ヶ月ほどで牡牛座11度に移動します。
今回は牡牛座10度の意味をご紹介した後、私にとって2022年がどのような1年だったのか、振り返ってみようと思います。

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水瓶座サインに内在する秩序

水瓶座サインに内在する秩序

水瓶座サインは天王星を支配星に持ち、古い価値観や秩序を打ち壊して新たな理想を持ち込もうとします。秩序は山羊座の支配星、土星が象徴する概念の一つです。
革新的な水瓶座サインと保守的ニュアンスの強い秩序という概念の組み合わせは、相容れない印象があります。しかし、1781年に天王星が発見される以前、水瓶座サインの支配星は土星でした。水瓶座サインを支配していた土星は、どのような役割を果たしていたのでしょう

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サビアンシンボルから見る、魚座のアイドル性と獅子座のヒーロー性

サビアンシンボルから見る、魚座のアイドル性と獅子座のヒーロー性

サビアンシンボルはサインの性質を万華鏡のように映し出しています。そして、その性質の一部は120度同士のサインや180度同士のサインだけでなく、90度同士のサインもに共通して見られます(クオリティは同じなので当然かもしれませんが…)。それならと、150度同士のサインもサビアンシンボルという観点から比較してみようと試みたところ、何かしら共通点はありそうだと思ったので、記事にまとめてみました。

魚座サ

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牡牛座8度の1年を振り返る

牡牛座8度の1年を振り返る

2カ月前、私のプログレスの太陽が牡牛座8度から牡牛座9度へ移動しました。毎年のことですが、自分なりにその度数の意味は理解しているものの、実際に起きる出来事は予想できないくらいぶっ飛んでいるので、今回も「なぜ?」の連続でした。
備忘録を兼ねて、牡牛座8度の1年を振り返ってみようと思います。

※この記事は旧ブログ(http://aries29-sabiansymbols.net/taurus8_so

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サビアンシンボルの使い方:1年のテーマとして考える

サビアンシンボルの使い方:1年のテーマとして考える

「サビアンシンボルとは」の記事で書いたように、私はプログレスの太陽を読む時にサビアンシンボルを使っています。ソーラーアークで太陽の位置だけ使うこともできます。ネイタル太陽の位置を1年に約1度の割合で進める手法にサビアンシンボルを当てはめると、ネイタルチャートにある太陽がどのようなテーマと向き合い成長してゆくのか、その流れがとても把握しやすいと実感したからです。

遠い宇宙に目を向けると、太陽系全体

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サビアンシンボルから見る、乙女座サインの恒常性

サビアンシンボルから見る、乙女座サインの恒常性

乙女座サインにどんなイメージを抱いていますか?
勤勉で責任感が強く、ちょっと神経質だけど思慮深くて、手先が器用な人が多い……地のサインが持つ現実性、支配星の水星が持つ知性を組み合わせると、そんなイメージになるかと思います。
乙女座サインのサビアンシンボルを見ると、規律によって自分を安定させたいという願望(=安定希求)があちこちに登場します。この規律は乙女座サインにとって外的刺激から自分を守るための

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サビアンシンボルから見る、魚座の持つ公共性・大衆性

サビアンシンボルから見る、魚座の持つ公共性・大衆性

占いの本を見ると、魚座は優しいとかロマンチックとか、あるいは不思議ちゃん、天然、移り気、優柔不断……何ともフワフワしたワードが並びますが、そのような言葉で語られることが多いサインです。
自己犠牲的、同情心が強いとも言われます。
しかし、太陽魚座の自分としては、声を大にして言いたいのです。

そうではありません!!
(↑本人は自覚がない)

ただ、自分を他者の価値観に合わせて変化させてしまう、変幻自

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サビアンシンボルから見る、蠍座サインの誤解

サビアンシンボルから見る、蠍座サインの誤解

蠍座というサインにどのようなイメージを抱いていますか?
蠍座サインは「執念深い」とか「死と再生」というキーワードで語られることが多く、「蠍座イコール怖い」というイメージを抱く人は多いかもしれません。しかし、誰のチャートにも12サインの要素が存在しています。サインの性質そのものには良い・悪いの区別はないので、サインの性質を理解することでポジティブに活かせる可能性がグンと広がります。

サビアンシンボ

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